よくある皮膚の病気
その症状、放置しないで
早めに診察を受けるようにしましょう。
湿疹
湿疹とは、皮膚炎とほぼ同義語で、赤くてかゆみのある発疹を引き起こしている状態を言います。
症状が軽くても、長引いたり、症状を繰り返したりする事があります。アトピー性皮膚炎やごくまれに内臓疾患、悪性腫瘍が疑われる場合もありますので、ご相談ください。
このような方は、お早めに専門医にご相談ください
- 激しいかゆみがある
- 毎年同じ時期に症状が出る
- 再発を繰り返している
- 皮膚全体がかさかさしている
- 湿疹とともに熱や体のだるさがある
- 家族にアレルギー疾患がある
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎とは、慢性的にかゆみを伴う皮膚炎です。皮膚が乾燥しがちで、湿疹ができやすい肌質(アトピー体質)を持つ方に、発症します。
完治しにくい疾患ですが、適切な治療をきちんと受けることで、症状を抑えることができます。
このような方は、お早めに専門医にご相談ください
- かゆみが強い湿疹が長く続く
- 皮膚全体がかさかさしている
- 家族にアレルギー疾患がある
- 再発を繰り返している
じんましん
じんましんとは、皮膚に部分的に赤くなったり、蚊に刺されたような盛り上がりとともにかゆみが生じる疾患です。通常は数時間から1日以内にひきますが、また場所を変えて出現したりします。
お薬を内服して1週間程度の短い時間で治まる場合もありますが、数ヶ月、数年と症状が長引く慢性蕁麻疹は、長くつきあっていく必要があり、相性の良い薬を調整する必要がありますので是非ご相談ください。また当院ではじんましんの原因を調べるアレルギー検査も行っています。
このような方は、お早めに専門医にご相談ください
- 激しいかゆみがある
- 再発を繰り返している
- 特定の食物などを食べたときに症状が繰り返し起こる
水虫
水虫とは、白癬菌というカビが皮膚に感染することで発症する疾患です。蒸し暑い環境で悪化し、時に強いかゆみを伴います。足だけでなく、頭や股などに発症する場合もあります。
ご家族や周囲の人にうつしてしまう可能性もある疾患ですので、早く適切な治療を開始することが必要です。
このような方は、お早めに専門医にご相談ください
- 足の裏や指の間にかゆみがある
- 足の皮膚がふやけ、ただれている
- 足の裏全体がかさかさしている
- 足の裏に小さな水泡ができている
ふけ
ふけとは、頭皮の角質細胞が剥がれ落ちたものです。頭皮に生じる白いふけには、いくつかの疾患が考えられます。
症状が続いてお悩みの方は、ご相談ください。
このような方は、お早めに専門医にご相談ください
- 乾燥したふけが出やすい
- 再発を繰り返している
- かゆみがある
いぼ
いぼとは、ウイルス性の感染症です。治療せずに放置しておくと自分の他の皮膚にも、周りの人にも移してしまう可能性があります。
経過が長いと治療にも時間がかかることが多いので、かゆみや痛みがないからと放置せず、早めに治療を受けましょう。
当クリニックでは液体窒素治療や漢方薬による治療を行っています。
このような方は、お早めに専門医にご相談ください
- ぶつぶつや突起物がある
- 再発を繰り返し、数が増えている
- かゆみが強く、ついかきむしってしまう
ほくろ
ほくろの多くは色素性母斑という良性腫瘍ですが、まれにメラノーマなどの皮膚がんの可能性もあります。
ほくろに下記のような特徴がある方は、一度皮膚科専門医の診察を受けましょう。
当クリニックではダーモスコピーを使って診察を行っています。
このような方は、お早めに専門医にご相談ください
- 形が左右非対称で、いびつ
- 直径が6mm以上ある
- 色が均一ではない
- 表面がでこぼこして盛り上がっている
- 輪郭があいまいでぼやけている
- 急に大きくなり、出血した
粉瘤(ふんりゅう、アテローム)
粉瘤(ふんりゅう、アテローム)とは、皮膚の下にできるしこりで、皮膚が皮膚の中に埋まり込んで袋を作ってしまうことによって起こる疾患です。
皮膚からは垢が出ますので、粉瘤の中には垢が溜まります。時には炎症を起こし、赤く腫れて痛みを伴うことがあります。
当クリニックでは、日帰りでの手術も可能です。(手術は予約制です。)
このような方は、お早めに専門医にご相談ください
- 皮膚の下にしこりがある
- 患部が赤くはれて痛みがある
- できものが徐々に大きくなっている
にきび
にきびは、皮脂の分泌が多くなることで毛穴がつまり、毛穴の中で過剰に増殖したアクネ菌が炎症をおこして紅いぽつぽつができる疾患です。
強い炎症の後には凸凹したニキビ痕(瘢痕)が残ることがあります。
瘢痕に対して劇的に効果のある治療法はないため、炎症がひどくならないうちに早い段階から適切に治療することが重要です。
当クリニックでは抗生剤や、ピーリング作用のある薬でにきび自体を出来にくくする治療を行っています。
このような方は、お早めに専門医にご相談ください
- なかなか治らない
- 再発を繰り返している
- 自己流のケアで悪化させてしまった
- 痕が残らないか心配
- 一度専門医に相談したい
やけど
やけどで医療機関を受診すべきかどうかは、やけどの種類や重症度で決まります。
初期の段階で軽度のやけどに見えても、実は皮膚の深いところまで炎症が起こっていて、時間の経過によってひどくなったりと重症度はなかなか判断が難しいことがあります。
また、その後、細菌感染を起こしたり、痕が残ったりすることもありますので、自己判断せずに早めの受診をおすすめします。
このようなときは、医療機関を受診しましょう(場合によっては救急車も検討すべきです)
- やけどが広範囲に及んでいる
- 再患部が白く乾燥し、痛みを感じない
- 赤くはれて水ぶくれを起こしている
- 低温やけどをした
- 電気や化学薬品などでやけどをした
うおのめ
うおのめは、足の裏などの特定の場所に慢性的な圧力がかかり発症します。患部の中心に半透明の硬い芯ができて、歩行や圧迫時に痛みがあります。
痛みは軽い違和感程度から素足で歩くのが困難になるぐらいのものまで幅広くあります。
無症状であればそのままでも問題ない場合も多いですが、痛みがあり数が増えてきた時は早めに治療を行いましょう。
このような方は、うおのめの可能性があります。
- 歩くたびに足の裏に痛みを感じる
- 半透明の芯ができている
乾癬(かんせん)
乾癬とは、皮膚に赤い発疹や銀白色のふけのようなかさかさが生じる慢性の疾患です。症状が進むと発疹の数が増え、範囲も拡大していきます。
一度発症すると治りにくい疾患ですが、生活習慣の改善と適切な治療によって症状をある程度抑えることが可能です。
症状をうまくコントロールし良い皮膚の状態を保つお手伝いをします。
このような方は、お早めにご相談ください
- 赤い発疹の上に、銀白の垢ができている
- かゆみがある
褥瘡(床ずれ)
褥瘡(床ずれ)とは、身体の動きが不自由な方や麻痺のある人に起きやすい、皮膚の潰瘍です。
寝たり座ったりした状態の時いつも同じところに一定以上の圧力が持続的に加わることによって、褥瘡(床ずれ)が起きます。
大きさが小さくても深さが深いものや、感染を合併すると入院治療が必要な場合もありますので、早めにご相談ください。
このような方は褥瘡(床ずれ)になる可能性があります。
- 寝たきりで、自分では寝返りができない
- 栄養バランスの取れた食事をとれていない