病気の話~蜂窩織炎~
2025.02.25更新
少しずつ日脚が伸び、各地から梅見の便りが聞かれる頃となりました。
さて今日は蜂窩織炎(ほうかしきえん)についてお話ししたいと思います。
蜂窩織炎(ほうかしきえん)は、皮膚の深い部分や皮下組織に細菌が感染して炎症を起こす病気です。皮膚が赤く腫れ、痛みや熱感を伴うことが多く、重症化すると発熱や倦怠感などの全身症状が現れることもあります。
≪原因≫
蜂窩織炎の主な原因は、以下の細菌感染です。
レンサ球菌
ブドウ球菌
これらの細菌は、皮膚の小さな傷やひび割れから侵入し、感染を引き起こします。水虫や外傷、虫刺されなどがきっかけになることもあります。
≪症状≫
皮膚の赤み、腫れ
痛み、熱感
圧痛(押すと痛みがある)
発熱、悪寒
倦怠感
リンパ節の腫れ
症状は急速に悪化することがあり、特に高齢者や免疫力が低下している方は注意が必要です。
蜂窩織炎の治療は、主に抗菌薬を使用します。軽症の場合は内服薬で治療できますが、重症の場合は点滴治療が必要になることもあります。
≪予防≫
蜂窩織炎を予防するためには、以下の点に注意しましょう。
皮膚を清潔に保つ
傷やひび割れを放置しない
水虫などの皮膚疾患を適切に治療する
免疫力を高めるために、バランスの取れた食事、十分な睡眠、適度な運動を心がける
≪受診の目安≫
以下のような症状が現れた場合は、早めに皮膚科を受診してください。
皮膚の赤み、腫れ、痛みが急速に広がる
発熱や悪寒がある
リンパ節が腫れている
早期に適切な治療を受けることで、重症化を防ぎ、早く治すことができます。ご心配なことがあれば、いつでもご相談ください。
平井皮膚科クリニックは総武線平井駅北口からすぐ
当院では皮膚のほか、頭から爪まで様々な治療を行っています。
お困りの際は平井皮膚科クリニックまでお問い合わせ、ご来院ください。
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