クリニックニュース

2025.01.10更新

こんにちは! 事務スタッフですgya

新年あけましておめでとうございますdragon皆様お正月はどのようにお過ごしでしたか??

私は実家へ帰ったり初詣に行ったり、お雑煮やおせちを食べてのんびり過ごす事が出来ましたsun

 

今年も皆さんが安心してご来院いただけるクリニック作りをスタッフ一丸となって頑張ります!!
本年もよろしくお願い致します。

さて、本日のブログは皮脂欠乏症についてお話ししたいと思います。

皮脂欠乏症とは、皮膚が乾燥してカサカサする、洗顔後やお風呂上りに肌のつっぱりや軽いかゆみを感じるなど、不快な症状はありませんか?

その症状、もしかすると皮脂欠乏症の始まりかもしれません!!

皮脂欠乏症では、皮膚の水分が減少して乾燥がみられます。乾燥を放っておくと、皮膚が白い粉をふいたようになったり、皮膚にあるかゆみセンサー(知覚神経)が過敏になって、かゆみを感じやすくなったりします。

更に症状が悪化してしまうと、皮脂欠乏性湿疹や皮膚炎を引き起こし、夜も眠れなくなるほどのかゆみが出てしまったりします。

ここのところ雨も降らず、ずっと乾燥している日が続いていますよね。。スキンケアや生活習慣の改善によって、皮脂欠乏症になる前にしっかり対策していきましょうflower2

かゆい

皮脂欠乏症の予防のためには、まずは原因を作らないことが重要です。もちろん加齢によるバリア機能の低下を完全に防ぐことは難しいのですが、保湿ケアを重点的に行い、乾燥しにくい肌作りをすることはできます。

まずは皮脂欠乏性の原因について具体的に見ていきましょう。
皮脂が減少する原因はいくつか考えられます。

〇加齢
皮脂量は20代頃をピークに減少していきます。また、年齢を重ねると汗を分泌する汗腺の機能も低下してくるため、皮脂膜が作られにくい状態になっていきます。

こうした理由から、高齢者には皮脂欠乏性皮膚炎で悩む人が多く、ひどい場合には痒みで眠りが妨げられたり、衣類の擦れさえも不快に感じたりするようになります。

〇空気の乾燥
冬になると空気が乾燥し、肌の水分蒸発量が増加します。また、皮脂自体の分泌量も夏に比べると低下するため、乾燥による皮膚炎が起こりやすくなります。

特に最近では、冬になると室内でも暖房器具を使うことが一般的になっていますが、これらの使用も空気の乾燥や皮膚炎の悪化に関係しています。 

〇間違ったスキンケア
顔や身体をゴシゴシと力を入れて洗ったり、洗顔や入浴の際に熱いお湯を使用したりすると、皮脂が必要以上に取り除かれてバリア機能の低下を招く原因になります。また、皮脂を取り去る作用の強い洗浄剤を使うことが一因になることもあります。

〇病気
アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患だけでなく、糖尿病や慢性の腎臓病が原因になることがあります。たとえば、糖尿病では尿量が増えて脱水傾向になりますが、その影響で皮膚の水分量が低下して乾燥し、皮膚炎が起こりやすくなります。

その他、抗がん剤治療や放射線治療、紫外線暴露療法など、別の病気の治療がきっかけになることがあります。

乾燥

 

では、皮脂欠乏症にならない為に、次の点に気をつけてみましょう。

・洗顔や入浴の際は熱いお湯は使わない(入浴はぬるめのお湯で短時間がおすすめ)
・顔や身体を洗う際は、洗浄剤をよく泡立ててやさしく丁寧に行う
・皮膚が敏感な時は洗浄力の強い洗浄剤は避ける
・洗顔後や入浴後はすぐに保湿剤などでケアをする
・水仕事の後などはハンドクリームなどでこまめな保湿ケアを心がける

ケアの際には知らず知らずのうちに皮脂を取りすぎてしまわないように注意することも大切です。
また、空気の乾燥にも気をつけ、特に暖房器具を使う際には必ず加湿器を併用するなど、乾燥対策を徹底するようにしましょう。
こうした対策をしていても症状が出てしまった場合は、早めに対処することが肝心です。皮膚が少しかさつくなど、症状が比較的軽い場合には市販の保湿剤や薬を使用しながら様子を見ることも一つの方法です。

ただ、症状が長引く場合や痒みや赤み、痛みなど、他の症状が出てしまった場合には、やはり皮膚科を受診するほうが安心です。

病院に足を運ぶのが億劫に感じる人がいるかもしれませんが、適切な治療を受けたほうがかえって早く症状の改善につながるでしょう。

 

乾燥も寒さもまだまだ厳しい日が続きますが、健康で毎日の生活を楽しく過ごせるように、一緒に対策していきましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

投稿者: 平井皮膚科クリニック

平井皮膚科クリニック TEL:03-5655-1211 平井皮膚科クリニック TEL:03-5655-1211