稗粒腫
2023.07.11更新
暑さが日ごとに加わってまいりました。皆様、熱中症にはくれぐれもお気を付けください
さて、本日は稗粒腫(はいりゅうしゅ)についてお話ししたいと思います
稗粒腫について
◎稗粒腫とは
皮膚の表面近くにできる、表皮嚢腫(ひょうひのうしゅ)の小さなものと考えられます。主に目の周りに白くてかたい丘疹(きゅうしん=ブツブツ)が多発します。
◎原因
生まれつき稗粒腫を持っているケースや外傷ややけどによる皮膚の治癒過程で成人になってから生じることもあります。
乳児にできたものは自然に消えることがありますが、成人の場合は自然に消えることはほとんどありません。
また、水疱性類天疱瘡の病気にかかっていた方も稗粒腫が多発することも報告されています。
稗粒腫は見た目の変化を伴いますが、かゆみや痛みなどの自覚症状はありません。
◎治療
自然に消失することも期待できるため、特別な処置を行わず経過観察することもあります。
医師の判断により治療する場合
・圧出法
針やメスを使って稗粒腫に穴を開け、中の角質の塊を取り除きます。
・液体窒素
などがあります。いずれも医師の判断で行う治療法となります。
自由診療による治療法
・ケミカルピーリング(当院でも受けられます)※医師の判断によります。
・炭酸ガスレーザー(当院では受けられません)
◎稗粒腫かと思ったら
自分で圧出するのは危険です。
炎症を起こしたり傷跡が残ってしまったりすることがあるかもしれません。
稗粒腫かと思ったら、まず医療機関にご相談ください。
当院では皮膚のほか、頭から爪まで様々な治療を行っています。
お困りの際は平井皮膚科クリニックまでお問い合わせ、ご来院ください。
★平井皮膚科クリニックは平井駅北口から徒歩2分★
参考文献:
稗粒腫について | メディカルノート (medicalnote.jp)
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