クリニックニュース

2017.10.30更新

・ステロイド外用剤には薬の強さのランクがあり、年齢や部位によって使い分ける。

 

・主に使われる基剤は、軟膏、クリーム、ローション である。

 

・適切な強さで適切な期間の使用によって副作用を最小限にすることができる。

 

<おまけ>

ステロイド外用の全身への副作用は、内服や注射と異なり皮膚から吸収され直接患部に作用するため血液中に入る量はごくわずかです。

そのため、長い年月に渡りstrongestなどの強い薬を全身に多量に使用しているというような例外を除き、普段使用するには心配はいりません。

 

 

flower2立花・東あずま方面からもお越しになれます。 平日夜6時まで診療 平井皮膚科クリニックflower2

 

投稿者: 平井皮膚科クリニック

2017.10.26更新

「ステロイドを塗ると皮膚が黒くなる!」と聞いたことはありますか?

時々心配される方がいらっしゃいます。

 

ステロイド剤を塗ったからではなく、皮膚炎など炎症の程度が強かったり長引いたりすることで起こる皮膚の経過です。炎症後色素沈着といいますが、

早めに炎症を抑えることで回避することができます。できてしまった色素沈着は皮膚の代謝で時間の経過とともに徐々に薄くなっていきます。

 

 

flower2JR総武線 新宿から1本 土日診療 平井駅北口徒歩2分 平井皮膚科クリニックです。flower2

 

インフルエンザ予防接種についてはこちら。

 

投稿者: 平井皮膚科クリニック

2017.10.23更新

主な局所性の副作用は

・皮膚が薄くなる

・毛細血管拡張

・感染症(細菌感染や、皮膚の真菌が増える)

・接触皮膚炎(かぶれ)

・多毛

・にきび

 

副作用の多くは、適切な強さで適切な期間の使用にすることで回避することができます。

 

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投稿者: 平井皮膚科クリニック

2017.10.19更新

強さのランクの他に薬の剤形も使い分けます。

そもそも外用剤は、薬剤である主薬「配合剤」とそれを運ぶ「基剤」から成り立っています。

その基剤の違いによって軟膏か、クリームか、ローションかということですね。(ステロイド含有テープやスプレーは省略します)

基本的には軟膏タイプを処方します。

 

<軟膏>

皮膚の保護や保湿に優れていて刺激が一番少ないためあらゆる皮疹に向いています。油分が多くべたべたしているので頭皮には塗りづらく、塗り心地もいまいちと感じる人も多いです。

 

<クリーム>

軟膏よりもさらりとした使用感で塗り心地が比較的良いと思います。また、延びも良いため広範囲に塗る場合などに最適ですが刺激感が出る場合があります。

 

<ローション>

液体ですから更にさらりとしていて頭皮に多く使われます。クリーム同様、刺激感が出る場合があります。

部位、皮疹の状態、塗り心地などによりこれらを使い分けます。

 

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投稿者: 平井皮膚科クリニック

2017.10.12更新

ステロイドはもともと副腎という臓器で作られるホルモンで、皮膚に使うものは外用剤として人工的に合成したものです。

いくつかの作用がありますが、皮膚へは大きく分けて

・抗炎症作用

・免疫抑制作用  があります。

 

皮膚炎や湿疹群において第一選択の薬となり、皮膚を通して吸収され患部に直接作用するため

「皮膚に起こった火事(炎症)を消してくれる消防車(ステロイド)という役割」と、例えられた先生がおられました。わかりやすいですね。

 

 

投稿者: 平井皮膚科クリニック

2017.10.10更新

副腎皮質ステロイド外用剤(以下ステロイド)は皮膚科で最も多く処方される塗り薬です。

アトピー性皮膚炎や皮膚の病気以外の人でも、湿疹をはじめ、かぶれや虫刺され、あせもなど様々な症状で塗ったことのある人は多いのではないでしょうか。

 

ステロイドを正しく適切に使用して、皮膚のトラブルが少しでも改善されるようにステロイドについてお話していきます。

 

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投稿者: 平井皮膚科クリニック

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