クリニックニュース

2025.12.12更新

【尋常性白斑とは?】                                        

尋常性白斑は、皮膚の色を作るメラニンという色素が失われることで、皮膚に白い斑点ができる病気です。

世界中で見られ、人種や性別に関わらず発症しますが、遺伝的な要因が関係していることもあります。

体のどこにでも現れる可能性があり、顔、首、手、足などによく見られます。

白斑

◎原因◎
私たちの皮膚の色は、メラノサイトという細胞が作るメラニンによって決まります。尋常性白斑では、このメラノサイトが何らかの原因で破壊されてしまい、メラニンが作られなくなってしまうため、その部分が白く見えるようになります。
なぜメラノサイトが破壊されるのか、詳しいメカニズムはまだ完全に解明されていませんが、いくつかの説が考えられています。
• 自己免疫説: 最も有力な説で、自分の体を守るはずの免疫細胞が、誤ってメラノサイトを攻撃してしまうというものです。橋本病(甲状腺の病気)や円形脱毛症など、他の自己免疫疾患を合併することもあります。
• 神経説: ストレスなどが原因で神経伝達物質が放出され、それがメラノサイトにダメージを与えるという説です。
• 自己破壊説: メラニンを作る過程で生じる物質が、メラノサイト自身を傷つけてしまうという説です。
• 酸化ストレス説: 活性酸素などの有害物質がメラノサイトにダメージを与えるという説です。
これらの要因が単独ではなく、いくつも組み合わさって発症すると考えられています。ストレスや日焼けなどが、白斑を悪化させたり、新たに発生させるきっかけになることもあります。

◎症状◎
白斑は、境界がはっきりした乳白色の斑点として現れます。通常、かゆみや痛みなどの自覚症状はありません。髪の毛や体毛の色も白くなることがあります。

白斑の広がり方や進行は人によって大きく異なり、数カ所の小さな斑点から、全身に広がるケースまで様々です。

一度できた白斑が自然に治ることもありますが、多くの場合、進行したり、治っても再発したりする可能性があります。
白斑
◎主な治療法◎

尋常性白斑の治療は、失われたメラニン色素を再生させること、あるいは白斑の拡大を防ぐことを目的とします。患者さんの年齢、白斑の部位や広がり、活動性などを考慮して、最適な治療法を選択します。
• 外用薬: ステロイド外用薬やタクロリムス外用薬などを用いて、炎症を抑えたり、免疫の働きを調整したりします。
• 光線療法: 特定の波長の紫外線を患部に当てる治療です。週に1~3回程度の通院が必要で、根気強く続けることで効果が期待できます。特にエキシマライトやナローバンドUVBといった治療が一般的です。                             
• 内服薬: 広範囲に及ぶ白斑や、進行が速い場合に、ステロイドやJAK阻害剤などの内服薬を用いることがあります。
• 外科的治療: 症状が安定していて、限られた範囲の白斑に対しては、ご自身の正常な皮膚からメラノサイトを移植する手術(表皮移植術、吸引水疱蓋移植術など)を行うこともあります。                                            ※平井皮膚科クリニックでは光線療法や移植手術は行っておりません。
これらの治療法は、効果が出るまでに時間がかかることが多く、すぐに全ての白斑が治るわけではありません。また、治療によって一度改善しても、再発することもあります。

◎日常生活での注意点◎
白斑の部分はメラニンがないため、紫外線に対する防御機能が低下しています。

そのため、日焼けをすると、周囲の皮膚は赤くなるのに白斑の部分だけは白いまま、という状態になり、かえって白斑が目立つことがありますので、日常的に日焼け止めを使用し、帽子や長袖の服で紫外線を避けるようにしましょう。

 

~医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 監修~


《平井皮膚科クリニックの特徴》

健康や病気について学べるクリニック
当院では皮膚のほか、頭から爪まで様々な治療を行っています。
お困りの際は平井皮膚科クリニックまでお問い合わせ、ご来院ください。

《アクセス》
JR総武線平井駅北口から徒歩2分にございます。

 

投稿者: 平井皮膚科クリニック

2025.11.30更新

本日は11月の疾患啓発スケジュール案内で簡単にご説明した帯状疱疹について詳しくお話しします。

帯状疱疹は、身体の片側に限定して、痛みを伴う赤いブツブツや水ぶくれが帯状に集まって出現する病気です。

発症のメカニズム:

水ぼうそう(水痘)を経験したことがある人であれば、誰でも発症する可能性があります。

水ぼうそうの原因ウイルスが体内に潜伏しており、加齢、疲労、精神的なストレスなどがきっかけで再活性化し、発症に至ります。

発症する年代:

50歳代以降に発症率が高まりますが、若い世代での発症も決して珍しいことではありません。

帯状

注意すべき合併症
発症部位によっては、以下のような合併症を引き起こすことがあります。

目の周り: 目の炎症(結膜炎、角膜炎など)

耳の周り: 耳の症状(難聴、耳鳴りなど)、顔の筋肉が麻痺する顔面神経麻痺など

厄介な後遺症帯状疱疹後神経痛(PHN)
皮膚の症状が治まった後も、ピリピリ、ジンジンといった神経の痛みが長く残ってしまうことがあります。

この痛みの持続期間や強さには個人差がありますが、数ヶ月から数年にわたって痛みが続くケースもあります。

治療について
内服薬(抗ウイルス薬)の役割:

ウイルスの増殖を抑制し、皮膚症状や痛みを軽減します。

服薬

治療期間を短くする効果もあります。

早期に飲み始めることで、上述の帯状疱疹後神経痛への移行を防ぐ効果が期待できます。

その他の治療:

痛みを抑える鎮痛薬や、患部に塗る外用薬が必要に応じて使用されます。

重要ポイント

帯状疱疹は、症状を自覚したらできるだけ早く適切な治療を開始することが非常に重要です。

気になる症状があれば、早めに当院へご相談ください!

 

~医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 監修~

 


《平井皮膚科クリニックの特徴》

 

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投稿者: 平井皮膚科クリニック

2025.11.22更新

今回は11月の疾患啓発スケジュール案内で簡単にご説明した円形脱毛症について詳しくお話しします

円形脱毛症とは
円形脱毛症は、突然、頭髪や体毛の一部が円形または楕円形に抜け落ちる病気です。多くの場合、コイン状の脱毛斑が1か所または複数現れるのが特徴です。発症は男女問わず、年齢も子どもから大人まで幅広くみられます。

円形脱毛円形男子

円形脱毛症の種類
円形脱毛症にはいくつかの種類があり、脱毛の範囲や形によって分類されます。主なタイプは以下の通りです。
• 単発型
もっとも一般的なタイプで、頭髪などに円形または楕円形の脱毛斑が1か所だけ現れます。多くは自然に治ることが多いです。
• 多発型
脱毛斑が2か所以上、複数現れるタイプです。脱毛範囲が広がり、脱毛斑同士がつながることもあります。
• 蛇行型
後頭部から側頭部の生え際に沿って、帯状に脱毛が広がるタイプです。治療に時間がかかることがあります。
• 全頭型
脱毛が頭部全体に広がり、頭髪がすべて抜けてしまうタイプです。治療は長期化しやすいです。
• 汎発型
頭髪だけでなく、眉毛やまつ毛、体毛など全身の毛が抜けてしまう重症型です。治療も長期間にわたることが多いです。

このように、円形脱毛症は症状の範囲や進行度によって複数のタイプに分かれ、それぞれ治療や経過が異なります。

 円形種類

 

主な原因

• 自己免疫疾患
近年、最も有力視されている原因は「自己免疫異常」です。体の免疫システムが誤って自分の毛根(毛包)を異物とみなし、攻撃してしまうことで発症します。これにより毛根がダメージを受け、健康な髪の毛でも突然抜け落ちてしまいます。
• 遺伝的要素
家族に円形脱毛症の患者がいる場合、発症リスクが高くなることが分かっていますが親子間の遺伝で発生する率は10%程度といわれています。
• 精神的・肉体的ストレス
ストレスが自律神経や免疫バランスに影響し、発症リスクが高まると考えられていますが直接的な関連はわかっていません。
• アトピー素因・アレルギー体質
アトピー性皮膚炎やアレルギー性疾患を持っている方は、円形脱毛症を発症しやすい傾向があります。
• ホルモンバランスの変化
特に出産後の女性など、ホルモンバランスの急激な変化が原因となることもあります。
• ウイルス
風邪やインフルエンザなどのウイルス感染が脱毛の誘因となることがあります

症状
• 突然、円形または楕円形の脱毛斑が現れる
• 脱毛部の皮膚は赤みやかゆみがないことが多い
• 脱毛部が1か所だけでなく、複数現れることもある
• 脱毛範囲が広がる、再発を繰り返すこともある

治療法
現在、根治を保証する治療法はありませんが、さまざまな治療法が用いられています。効果には個人差があります。
• ステロイド外用薬
• 強い炎症を抑える作用があり、主に脱毛部分に塗布します。
• 効果が期待できますが、長期間同じ部位に塗り続けると皮膚が薄くなり、毛細血管が拡張するなどの副作用が出ることがあります。
• カルプロニウム塩化物外用液(商品名:フロジン®など)
• 血管を広げて頭皮の血流を良くし、発毛を促進する作用があります。
• 効果は個人差があり、単独で劇的な効果が出ることは少ないですが、他の治療と併用されることが多いです。
• ミノキシジル外用薬
• 血管拡張作用があり、発毛を促す目的で使われます。
• 円形脱毛症への効果は限定的ですが、他の治療と組み合わせることがあります。
• 内服薬(抗アレルギー薬など)
症状や脱毛範囲に応じて使い分けられます。重症例にはJAK阻害薬やステロイド内服が、軽症~中等症例には抗アレルギー薬やセファランチンなどが選ばれることが多いです。効果には個人差があるため、医師とよく相談しながら治療を進めましょう
• 冷却療法
液体窒素を用いて脱毛斑に刺激を加えることで発毛を促します。
• 局所免疫療法(SADBEやDPCPなどの外用) ※当院では行っておりません。
特殊な薬剤を脱毛部位に塗って、わざと軽いかぶれを起こし、免疫のバランスを整えて発毛を促す治療です。
広範囲の脱毛や難治性の場合に用いられ、有効率は60~90%とされています。
• その他 ※当院では行っておりません
光線療法、植毛などが補助的に行われることもあります。

日常生活での注意点
• ストレスを溜め込まないことが大切です。
• バランスの良い食事や十分な睡眠を心がけてください。
• 頭皮を清潔に保ちましょう
• 軽度の運動や入浴で血行促進をしましょう。
• アルコールはほどほどに、喫煙はさけましょう。髪の毛の成長を妨げる血行不良、栄養不足の要因になります。

最後に
円形脱毛症は、自己免疫の異常やストレスなど複数の要因が関与する脱毛症です。突然発症し、自然に治る場合もあれば長期化することもあります。また回復しても半年以内に再発する方も多くいます。治療法は複数あり、症状や年齢、生活背景に合わせて選択されます。気になる症状があれば、早めに当院ご相談ください。

 

~医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 監修~


《平井皮膚科クリニックの特徴》

健康や病気について学べるクリニック
当院では皮膚のほか、頭から爪まで様々な治療を行っています。
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《アクセス》
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投稿者: 平井皮膚科クリニック

2025.10.14更新

 「季節の変わり目に起こる皮膚炎」とは?

季節の変わり目に「肌がかゆい」「乾燥する」と感じたら、それは「季節の変わり目に起こる皮膚炎」かもしれません。肌のトラブルは「ちょっとしたこと」と我慢されがちですが、実は体調の変化や免疫力のサインです。私たちは江戸川区の皆様の「かかりつけ医」として、この皮膚炎を詳しく解説し、皆様の健康な毎日をサポートします。

症状の特徴
季節の変わり目の皮膚炎は、人によってさまざまな症状が現れます。主な特徴は、肌の乾燥やかゆみです。急に寒くなったり、暖かくなったりする時期に、肌がカサカサして粉をふいたり、無意識にかきむしってしまったりします。また、赤みのあるブツブツ(湿疹)ができたり、ニキビや蕁麻疹が悪化したりすることもあります。特に顔、首、腕の内側など、皮膚が薄く刺激を受けやすい場所に出やすいのが特徴です。

皮膚炎

季節の変わり目に皮膚炎が起こる原因
皮膚炎の大きな原因は、「皮膚のバリア機能の低下」です。季節が変わる時期は、このバリア機能を弱める要因がいくつも重なります。
寒暖差のストレス: 急激な温度変化に体がついていけず、自律神経のバランスが乱れ、肌の免疫力が低下します。
環境ストレスと精神的ストレス: 新生活や異動などによる環境の変化や、年度末・年度始めの多忙さからくる精神的なストレスは、ホルモンバランスを崩し、肌の調子を悪くします。
アレルゲン: 花粉やPM2.5などのアレルゲンが飛散し、肌に付着することで炎症を引き起こします。
紫外線: 特に春先から強くなる紫外線は、肌の乾燥を招き、バリア機能を破壊します。

季節の変わり目に悪化しやすい皮膚炎の種類
単なる「肌荒れ」ではなく、治療が必要な皮膚疾患が隠れていることがあります。
季節性皮膚炎(乾燥性湿疹): 寒暖差や乾燥によって引き起こされる、かゆみを伴う湿疹です。
アトピー性皮膚炎の悪化: 環境変化やストレスにより、もともと持っているアトピーの症状が強く現れることがあります。
接触皮膚炎(かぶれ): 新しい化粧品や衣類、または花粉などが肌に触れることでアレルギー反応を起こします。

皮膚炎の発生部位ごとの特徴
かゆみや湿疹が出る部位によって、原因を特定するヒントになります。
顔・首: 花粉症皮膚炎や、新しい化粧品・マスクによる接触皮膚炎が疑われます。ストレスによるニキビの悪化も多い部位です。
手・指: 水仕事や家事による刺激、アルコール消毒による乾燥性湿疹が悪化しやすい部位です。
肘・膝の裏: アトピー性皮膚炎で炎症が起こりやすい部位です。

皮膚炎を引き起こす主な疾患
前述の皮膚炎の他にも、季節の変わり目は、免疫力の低下からヘルペス(帯状疱疹)や水虫(白癬)などの感染症も発症しやすくなります。自己判断せずに、少しでも症状がおかしいと感じたら当院にご相談ください。

皮膚炎を和らげるために自分でできる対処法は?
ご自宅で実践できる、肌を守るための大切なステップです。
丁寧な保湿ケア: 入浴後5分以内に保湿剤を全身に塗り、肌のバリア機能を助けましょう。当クリニックでは、患者様の肌質に合わせた保湿剤の選び方のアドバイスや自費商品のご案内もしています。
正しい洗浄: 熱すぎるお湯や、刺激の強い石鹸は避けてください。泡で優しく洗い、ゴシゴシ擦らないことが大切です。
ストレスケアと良質な睡眠: 十分な睡眠をとり、散歩や趣味などでリラックスする時間を作り、自律神経を整えましょう。

受診をした方が良い場合は?
「いつもの肌荒れだから」と放置せずに、以下の症状が出たらすぐに当院を受診してください。
・市販薬を5日~1週間使用しても治らない、または悪化している。
・かゆみで夜眠れない、集中できないなど、日常生活に支障が出ている。
・水ぶくれやジュクジュクとしたただれがある。
・急に全身に蕁麻疹が出た。

どのような検査が必要で、何を調べる?
当クリニックでは、まず患者様のお話を詳しくお伺いします。
視診・触診: 皮膚の様子を細かく観察し、病変の種類を特定します。
アレルギー検査(血液検査): 必要に応じて、花粉やハウスダストなど、アレルギーの原因となっている物質(アレルゲン)を特定します。
真菌検査: 水虫やその他の感染症が疑われる場合は、皮膚の一部を採取して詳しく検査することもあります。

顕微鏡

どのような診断と治療が行われるの?
診断結果に基づき、患者様一人ひとりのライフスタイルに合わせた治療計画を立てます。
外用薬(塗り薬): 炎症を抑えるステロイド剤や、かゆみを抑える成分を配合した塗り薬を症状の強さや部位に合わせて使い分けます。
内服薬(飲み薬): 強いかゆみを抑える抗ヒスタミン薬や、症状に応じて炎症を鎮める薬を処方します。
生活指導: 薬による治療だけでなく、スキンケアや食事、睡眠に関するアドバイスを行い、再発防止を目指します。

薬

私たちは地域住民の皆様の「かかりつけ医」として、病気の治療だけでなく、予防と健康増進にも力を入れています。的確な診断と、患者様の不安に寄り添う丁寧な診察をモットーとしています。
予防接種: インフルエンザや帯状疱疹などの予防接種も行っており、病気の予防に貢献します。

最後に…
季節の変わり目の皮膚炎は、体の小さなSOSサインです。不安な症状を抱えたままにせず、お気軽にご相談ください。皆様がご自身の健康を大切にし、この記事で得た知識をご家族やご友人にも広めていただけることを願っています。

~医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 監修~


平井皮膚科クリニックの特徴》

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JR総武線平井駅北口から徒歩2分にございます。

投稿者: 平井皮膚科クリニック

2025.10.03更新

当院≪平井皮膚科クリニック≫が属する医療法人社団 俊爽会では患者様の健康意識を高め、健康寿命を伸ばしていただくための取り組みを行っております。

10月の取り組みは、
内科『不眠症 睡眠時無呼吸症候群検査 運動やストレッチ』
皮膚科『湿疹・手湿疹 アトピー性皮膚炎』
です。

内科『不眠症 睡眠時無呼吸症候群検査 運動やストレッチ』
不眠症
不眠症とは、「寝つきが悪い」「夜中に何度も目が覚める」「朝早く目が覚めてしまう」「ぐっすり眠った感じがしない」といった眠りの問題が続き、そのために日中の生活に支障が出ている状態を指します。
ストレスや生活習慣の乱れ、病気などが原因で起こります。眠れない状態が続くと、日中の集中力や気力が低下し、心身の健康にも悪影響を及ぼします。

不眠

・睡眠時無呼吸症候群
睡眠中に無呼吸の状態が繰り返されると、高血圧、不整脈、心不全などの心血管系の問題を引き起こし、生活習慣病を悪化させる恐れもあります。

運動やストレッチを行うことで、体力や筋力が向上し、より良い姿勢や睡眠の快適さを実現できます。
また、運動やストレッチによるストレスの軽減が期待できます。

運動

皮膚科『湿疹・手湿疹 アトピー性皮膚炎』
湿疹は皮膚に赤みやかゆみ、水ぶくれ、カサつきなどが現れる炎症です。手湿疹は、手に触れる洗剤や水、アレルギー物質などの刺激で起こりやすく、主婦や水仕事が多い方に多く見られます。保湿と刺激回避が大切です。
アトピー性皮膚炎は、皮膚のバリア機能が低下し、強いかゆみを伴う湿疹が現れる病気です。症状は良くなったり悪くなったりを繰り返し、乾燥やアレルゲン、外部刺激などが悪化の原因となります。

アトピー

 

私たちとはじめませんか?健康意識改革!

~医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 監修~


《平井皮膚科クリニックの特徴》

健康や病気について学べるクリニック
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投稿者: 平井皮膚科クリニック

2025.09.19更新

◎はじめに◎

いつも地域の皆様の健康をサポートさせていただき、ありがとうございます。

薬について「これってどういう薬?」「飲み合わせは大丈夫?」といったギモンや不安を抱える患者様は少なくありません。

今回は、そんな皆様のギモンにお応えすべく、最近お問い合わせが増えている「帯状疱疹の予防ワクチン」について、分かりやすくお伝えしたいと思います。

「なるほど、そうだったのか!」と感じていただき、ご家族やご友人にもぜひシェアしていただけるような内容を目指しました。

わくちん

◎「帯状疱疹」はどんな病気?◎

帯状疱疹は、ピリピリとした痛みと発疹が特徴的な病気です。実は、子どもの頃にかかった水ぼうそうのウイルスが原因。体の中に潜んでいて、年齢を重ねて免疫力が落ちたときに、再び暴れ出してしまいます。

強い痛みが長く続く「帯状疱疹後神経痛」になることもあり、早期の予防がとても大切です。

◎「帯状疱疹ワクチン」はどのような種類があるの?◎

帯状疱疹を予防するためのワクチンには、現在2つの種類があります。それぞれ効果や接種回数が異なるため、ご自身のライフスタイルや考えに合わせて選ぶことができます。

●2つのワクチンを徹底比較!正しい使い方(選び方)
患者様が一番気になる「効果」について、2つのワクチンの違いを比較しながらご説明します。
<水痘ワクチン(生ワクチン)>
・特徴: 弱毒化したウイルスを使う、昔からあるタイプのワクチンです。
・効果: 約50%の発症予防効果が期待できます。効果の持続期間は5年程度とされています。
・接種回数: 1回の接種で完了します。
・メリット、デメリット: 接種回数が少なく、費用を抑えることができます。しかし、効果の持続期間が比較的短いこと、免疫機能が低下している方は接種できない場合があります。


<シングリックス(不活化ワクチン)>
・特徴: ウイルスの一部を使った、比較的新しいタイプのワクチンです。
・効果: なんと90%以上と非常に高い発症予防効果が期待できます。効果の持続期間も10年以上と長いことが分かっています。
・接種回数: 2か月間隔で2回の接種が必要です。
・メリット、デメリット: 高い効果と長い持続期間が最大の魅力です。 しかし、 2回接種のため、水痘ワクチンよりも費用がかかります。

◎「帯状疱疹ワクチン」の副作用は?◎
どんなワクチンにも、副反応は起こり得ます。帯状疱疹ワクチンも同様です。
<よくある副反応>
・シングリックス: 注射した部分の痛みや赤み、腫れ、発熱、頭痛、疲労感など。これらの症状は接種後数日で治まることがほとんどです。
・水痘ワクチン: シングリックスに比べて、副反応は少ないとされています。注射した部分の赤みや腫れなどがみられることがあります。

◎ワクチンに関するよくある質問◎
Q. 結局、どちらのワクチンを選べばいいの?
A. どちらのワクチンを選ぶかは、患者様ご自身の状況やご希望によって異なります。

高い予防効果を重視するならシングリックス、費用や接種回数を抑えたい場合は水痘ワクチンなど、それぞれのメリット・デメリットを理解して選ぶことが大切です。
まずは当院にご相談いただき、医師と一緒に最適な選択肢を考えましょう。
Q. 費用はどれくらいかかりますか?
A. 帯状疱疹ワクチンは、基本的に自費診療となります。

自治体によっては費用の一部を助成する制度もありますので、お住まいの地域の情報をご確認ください。


上記の内容を以下のようにまとめました。是非ご活用ください!

たいじょう

◎最後に◎
薬や病気に関する不安は、一人で抱え込まず、私たち地域の専門家にご相談ください。

当院では、患者様一人ひとりに寄り添い、分かりやすい言葉で丁寧にご説明することを心がけております。

今回の記事が、皆様の健康を守る一助となれば幸いです。薬に関するギモンや健康について、どうぞお気軽にご相談ください。地域の皆様のお越しを心よりお待ちしております。

 

~医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 監修~

 

《平井皮膚科の特色》
健康や病気について学べるクリニック
当院では皮膚のほか、頭から爪まで様々な治療を行っています。
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《アクセス》
JR総武線平井駅北口より徒歩2分にございます。

 

 

投稿者: 平井皮膚科クリニック

2025.08.15更新

こんにちは!nico江戸川区にある平井皮膚科クリニックです。金木精が香る季節になりましたねglitter3

気温が高い日や緊張した時に、人よりたくさん汗をかいてしまうことはありませんか?「もしかして多汗症かも…?汗」と悩んでいらっしゃる方もいるかもしれません。今回のブログでは、多汗症の原因やセルフケア、そして病院での治療法について、専門的な内容を分かりやすく解説していきます。一人で悩まず、ご自身の体と向き合うきっかけにしてくださいねnote2

多汗症とは?
「多汗症」とは、日常生活に支障をきたすほど、特定の部位や全身に大量の汗をかく病気です。 シャツの脇の部分に汗ジミができたり、手や足の汗で物が滑ってしまったり、パソコンのキーボードが濡れてしまったり…。人前で緊張して汗をかき、それがさらにストレスになってしまう悪循環に悩んでいる方も少なくありません。

多汗

原因
汗は、体温調節や老廃物を排出する大切な役割があります。発汗の指令は脳の視床下部から出され、自律神経(交感神経)を通じて汗腺に伝わります。多汗症は、この自律神経の働きが過敏になることで起こると考えられています。
精神的要因: 緊張や不安、ストレスなどで交感神経が活発になり、発汗が促進されます。
遺伝的要因: 家族に多汗症の方がいる場合、発症しやすい傾向があります。
病気のサイン: 甲状腺機能亢進症や糖尿病、更年期障害などの病気が原因で発汗量が増えることもあります。

種類
多汗症は大きく分けて「全身性多汗症」と「局所性多汗症」があります。
全身性多汗症: 全身に多量の汗をかくもので、原因となる病気が隠れていることもあります。
局所性多汗症: 手のひら、足の裏、脇、顔、頭など、体の特定の部分に汗を大量にかくもので、多くの方はこちらに該当します。

発生部位ごとの特徴
o 手のひら: 握手や手をつなぐのをためらう、物が滑りやすい。

手汗
o 足の裏: 靴の中で蒸れてニオイの原因になる、靴下が濡れる。
o 脇: 衣服に汗ジミができ、人目が気になる。
o 顔・頭: 汗が額から垂れてくる、化粧が崩れやすい。

多汗症を引き起こす主な疾患
多汗症には、別の病気が隠れている場合があります。
甲状腺機能亢進症: 甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで、新陳代謝が活発になり、汗をかきやすくなります。
糖尿病: 自律神経の障害により、全身性の発汗が見られることがあります。
更年期障害: ホットフラッシュと呼ばれる急な発汗やのぼせが特徴です。
「もしかしたら病気かも…?」と感じたら、まずは当院に相談ください。

対処法
日常生活でできることから始めてみましょう。
• 制汗剤やデオドラント: 市販の制汗剤で、汗の量を抑えたり、ニオイを防ぐことができます。
• リラックスを心がける: ストレスや緊張は多汗症の大敵。深呼吸や軽い運動、好きな音楽を聴くなど、リラックスできる時間を作りましょう。
• 食生活の改善: 辛いものや熱いものは発汗を促すので、控えめに。
• 清潔を保つ: 汗をかいた後は、こまめに拭き取ったり着替えをすることで、皮膚トラブルやニオイの予防になります。

受診をした方が良い場合
以下のような症状がある場合は、一度クリニックを受診することをおすすめします。
• 市販の制汗剤を使っても効果がない
• 日常生活(仕事や学業、人間関係)に支障が出ている
• 急に大量の汗をかくようになった
• 全身に汗をかくようになった

検査
平井皮膚科クリニックでは、患者様のお話を丁寧にお伺いし、症状や生活状況を詳しく把握することから始めます。
• 問診: いつ頃から症状が出たか、どのくらいの頻度か、日常生活への影響などを確認します。
• HDSS(Hyperhidrosis Disease Severity Scale): 汗の量と生活への影響度を4段階で評価する世界的な指標です。客観的に症状を把握するために使用します。

治療
多汗症の処方薬には、内服薬と外用薬があります。
•抗コリン薬 (内服薬)
プロバンサイン(プロパンテリン臭化物):多汗症に対して唯一保険適用のある抗コリン薬で、全身の多汗に効果があります。
•外用薬
エクロックゲル、ラピフォートワイプ:ワキの多汗症に
アポハイドローション:手のひらの多汗症に
塩化アルミニウム外用薬:汗管を塞ぎ発汗を抑制します。ワキ、手掌、足底、頭部、顔面など、様々な部位の多汗症に用いられます。※保険適用外です。
多汗症の治療薬は、効果や副作用に個人差があります。医師の指示に従って正しく使用しましょう

•自費商品glitter3
当院では自費商品の取り扱いもございます。
D-bar: 殺菌成分と制汗成分を配合したスティックタイプの制汗剤です。特に脇や足のニオイが気になる方におすすめです。
D-tube: 多汗症の原因にアプローチする、高濃度有効成分配合のクリームです。手足や顔など、デリケートな部位にもお使いいただけます。 患者様の症状やライフスタイルに合わせて、これらの自費商品もご紹介できますので、お気軽にご相談ください。

最後に…
多汗症は、決して珍しい病気ではありません。しかし、「誰に相談していいか分からない」「病院に行くほどでもないかも…」と一人で悩んでしまう方が多いのが現状です。 平井皮膚科クリニックは、患者様のお悩みに真摯に耳を傾け、一緒に解決策を探していきます。気になる症状がある方は、ぜひ一度ご相談にいらしてください

~~監修 医療法人社団 俊爽会  理事長 小林俊一 ~~

 

《平井皮膚科クリニックの特徴》

健康や病気について学べるクリニック

当院では皮膚のほか、頭から爪まで様々な治療を行っています。

お困りの際は平井皮膚科クリニックまでお問い合わせ、ご来院ください。

 

《アクセス》
JR総武線平井駅北口から徒歩2分にございます。

投稿者: 平井皮膚科クリニック

2025.08.15更新

こんにちは!江戸川区にある平井皮膚科クリニックです。
毎日厳しい暑さが続きますね。皆さまは、日焼け対策をされていますか?「ちょっとくらい大丈夫」と思っていても、実はその日焼け、「日光皮膚炎」という病気かもしれません。今回は、知っているようで知らない「日光皮膚炎」について、その原因や予防、いざという時の対処法を、分かりやすく解説していきます。正しい知識を身につけて、ご自身の肌を大切に守りましょう。

日光皮膚炎とは?
「日光皮膚炎」とは、強い紫外線を浴びたことで、皮膚に炎症が起こる病気のことを指します。いわゆる「日焼け」がこれにあたります。
「日焼け」には、赤くなるタイプ(サンバーン)と、黒くなるタイプ(サンタン)があることをご存知でしょうか。一般的に、サンバーンは皮膚のやけどのような状態で、ヒリヒリとした痛みを伴います。サンタンは、紫外線から肌を守ろうとしてメラニン色素が増え、肌が黒くなる状態です。

日焼け

原因
日光皮膚炎の主な原因は、太陽光に含まれる紫外線(UV)です。
紫外線には、波長の長さによってA波(UVA)とB波(UVB)があり、それぞれ肌への影響が異なります。
• UVB(紫外線B波):主に皮膚の表面にダメージを与え、サンバーン(赤みや炎症)を引き起こします。
• UVA(紫外線A波):窓ガラスも透過し、皮膚の奥深くまで届き、肌をサンタン(黒くする)させます。また、シワやたるみといった肌の老化にも深く関わっています。

症状
日光皮膚炎の症状は、紫外線を浴びた数時間後から現れ、徐々に強くなります。
• 初期症状:
o 皮膚が赤くなる(紅斑)
o ヒリヒリと痛む
o かゆみや熱を持つ
• 重症化した場合:
o 水ぶくれができる
o 発熱や悪寒、頭痛、吐き気などの全身症状が出る

対処法
日焼けをしてしまったら、まずはご自宅でできる応急処置を試みましょう。
• 冷やす:炎症を抑えるために、冷たい水で濡らしたタオルや保冷剤をタオルで包んで患部にあて、しっかりと冷やしてください。
• 保湿する:冷やした後は、化粧水や乳液などでしっかりと保湿をしましょう。肌が乾燥すると、炎症が悪化する可能性があります。
• 衣服に注意:患部を締め付けない、やわらかい素材の服を着るようにしましょう。

受診をした方が良い場合
以下のような症状がある場合は、我慢せずにクリニックを受診してください。
• 広範囲に水ぶくれができた
• 痛みがひどくて眠れない
• 発熱や頭痛、吐き気などの全身症状がある
• 痛みや赤みが数日経っても引かない
「これくらいで…」と思わず、お気軽にご相談ください。早期に適切な処置を行うことで、皮膚へのダメージを最小限に抑えられます。

診察と治療
当クリニックでは、患者様の症状を丁寧に拝見し、一人ひとりに合った治療法をご提案します。
• 診察:まずは、皮膚の状態を目で見て確認し、症状の程度を把握します。いつ頃日焼けをしたのか、どのような症状があるかなど、詳しくお話を伺います。
• 治療:炎症を抑えるために、ステロイドの外用薬を処方することが多いです。かゆみが強い場合には、抗ヒスタミン薬などの内服薬を併用することもあります。

最後に…
日光皮膚炎は、予防がとても大切です。当クリニックでは、「NOB(ノブ)」などの自費商品も取り扱っており、患者様の肌質やライフスタイルに合わせた製品をご紹介できます。
日差しが強い日は、日焼け止めはもちろん、日傘や帽子、長袖の衣服などを活用して、肌を紫外線から守りましょうgya

日焼け止め
当クリニックは、患者様の「あれ?これってどうなの?」という疑問に寄り添い、地域の皆様の健康をサポートしたいと考えております。「ただの日焼けだと思っていたけど…」「なかなか治らない」など、気になることがあれば、どんな小さなことでもご相談ください。

~~監修 医療法人社団 俊爽会  理事長 小林俊一 ~~

 

《平井皮膚科クリニックの特徴》

 健康や病気について学べるクリニック

 当院では皮膚のほか、頭から爪まで様々な治療を行っています。

 お困りの際は平井皮膚科クリニックまでお問い合わせ、ご来院ください。

 

《アクセス》
JR総武線平井駅北口から徒歩2分にございます。

 

投稿者: 平井皮膚科クリニック

2025.06.12更新

「皮膚科ではどんな検査をするの?」という疑問をお持ちの方に向けて、当院で主に行われている検査の種類とその目的、どんな時に検査が必要になるのかを解説します。平井皮膚科クリニックでは、視診や問診に加え、必要に応じて科学的な検査を行うことで、肉眼では捉えきれない肌の奥の状態や、症状を引き起こす根本的な原因を特定し、より効果的で安心できる治療へと繋げます。皮膚疾患の正確な診断は、治療成功への第一歩です。

主な検査の種類と目的
当院では、患者様の症状や状態に合わせて、以下のような様々な検査を実施しています。
1. ダーモスコピー検査:皮膚腫瘍の診断に不可欠な拡大観察
• 目的: ほくろや皮膚のできもの(皮膚腫瘍)が良性か悪性か、特に皮膚がんの早期発見に非常に有用な検査です。メラノーマ(悪性黒色腫) など、肉眼では判断が難しい病変の細かな特徴を詳細に観察します。また、脱毛症の診断や病状の進行度合いを評価する際にも用いられます。
• 方法: 特殊な拡大鏡(ダーモスコープ)を用いて、皮膚の表面に光を当てながら病変部を数倍から数十倍に拡大して観察します。痛みは全くなく、数分で完了する非侵襲的な検査です。
• 特徴: 患者様への負担が少なく、皮膚がんの鑑別に大きな力を発揮します。

2. 細菌培養検査:感染症の原因菌を特定
• 目的: とびひ(伝染性膿痂疹) や毛嚢炎、蜂窩織炎など、細菌感染が疑われる皮膚病変の原因となっている細菌の種類を特定します。適切な抗菌薬の選択に役立ち、治りにくい皮膚炎の原因解明にも繋がります。
• 方法: 患部から綿棒で膿や滲出液を採取し、専用の培地で細菌を培養します。数日後に増殖した細菌の種類を特定し、どの抗菌薬が効果的かを調べます(薬剤感受性検査)。
• 特徴: 原因菌を正確に把握することで、より効果的で耐性菌を増やさない治療に繋がります。

3. ウイルス抗原検査:ウイルス感染症を迅速に診断
• 目的: 単純ヘルペス(や帯状疱疹など、ウイルス感染症が疑われる際に、患部にウイルスが存在するかどうかを迅速に確認します。突然の水ぶくれや痛みを伴う発疹の診断に有効です。
• 方法: 患部の水疱の内容物や皮膚の一部を綿棒で採取し、専用のキットや機器を用いてウイルス抗原の有無を調べます。多くの場合、数分から数十分で結果が出ます。
• 特徴: 早期に診断が確定することで、抗ウイルス薬による迅速な治療開始が可能になります。

4. 真菌の顕微鏡検査(顕微鏡的直接鏡検):水虫・たむしの確定診断
• 目的: 水虫(足白癬)やたむし(体部白癬、股部白癬)、爪水虫(爪白癬) など、白癬菌(カビの一種) が原因の皮膚病変であるかを確定診断します。足のかゆみや皮むけ、爪の変色などの症状がある場合に重要です。
• 方法: 患部の皮膚の表面から、ガサガサした垢(鱗屑)や爪の一部を少し採取し、特殊な液体で処理した後に顕微鏡で直接観察します。白癬菌の菌糸が見つかれば確定診断となります。痛みはほとんどありません。
• 特徴: その場で診断できることが多く、すぐに水虫治療を開始できます。

5.爪白癬抗原検査:爪水虫のより迅速な診断
• 目的: 爪水虫(爪白癬)の診断をより迅速かつ正確に行うための検査です。真菌の顕微鏡検査と合わせて行うことで、診断の精度を高め、爪の変形や肥厚の原因を明確にします。
• 方法: 爪の一部を採取し、専用のキットで白癬菌の特定の抗原を検出します。
• 特徴: より早期の爪水虫の確定診断を求める場合に有用です。

顕微鏡

6. 皮膚生検・病理組織検査:皮膚疾患の最終診断
• 目的: 視診や他の検査だけでは診断が難しい皮膚のできもの(腫瘍)や炎症性疾患、など、様々な皮膚疾患の確定診断のために行われる最も重要な検査の一つです。良性か悪性かの判断にも不可欠で、難治性の湿疹や原因不明の発疹の診断に役立ちます。
• 方法: 局所麻酔を施した後、病変部のごく一部を小さく切り取ります。採取した組織は病理医に送られ、顕微鏡で詳細に観察・診断されます。
• 特徴: 検査自体は数分で終了しますが、病理診断には通常2週間程度の時間を要します。当院では、患者様への負担を最小限に抑えつつ、正確な診断を追求します。

7. 血液検査:全身の状態把握と特定の疾患の診断
• 目的:アレルギーの原因物質の特定(View39など、当院で実施可能な項目)、手術前の全身状態の評価(肝機能、腎機能、貧血、感染症の有無など)のために行われます。全身症状を伴う皮膚炎の原因などを探る際にも重要な検査です。
• 方法: 腕の静脈から少量の血液を採取します。
• 特徴: 皮膚の症状だけでなく、全身の健康状態との関連性を評価する上で重要な情報が得られます。

採血

まとめ:正確な検査で安心の治療を
皮膚科での検査は、患者様の肌の悩みの真の原因を突き止め、最適な治療へと導くための大切なステップです。
「気になる症状がある」「なかなか治らない皮膚トラブルがある」という方は、一人で悩まず、どうぞお気軽に平井皮膚科にご相談ください。

~ 医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 監修~
《平井皮膚科の特色》
健康や病気について学べるクリニック
当院では皮膚のほか、頭から爪まで様々な治療を行っています。
お困りの際は平井皮膚科クリニックまでお問い合わせ、ご来院ください。
《アクセス》
JR総武線平井駅北口より徒歩2分にございます。

投稿者: 平井皮膚科クリニック

2025.06.03更新

「なんだか肌の調子が悪い」「これって皮膚の病気?」 私たちの皮膚は、常に外部からの刺激にさらされており、様々なトラブルに見舞われることがあります。このコラムでは、平井皮膚科クリニックに多くご相談いただく、代表的な皮膚の病気について、その症状や原因、一般的な治療法をご紹介します。皮膚の不調が、どの病気に当てはまるのかを知る手助けになれば幸いです。

湿疹・皮膚炎
• 症状: 赤み、かゆみ、小さなブツブツ(丘疹)、水ぶくれ(小水疱)、ジュクジュクとしたただれ、かさつき、皮膚の厚みが増す(苔癬化)など。
• 原因:
o 外的要因: 汗、乾燥、化粧品や金属による接触(かぶれ)、洗剤、紫外線など。
o 内的要因: アレルギー体質、アトピー素因、ストレス、疲労、内臓疾患など。
• 代表的な湿疹・皮膚炎:
o アトピー性皮膚炎: 強いかゆみを伴う湿疹が、良くなったり悪くなったりを繰り返す慢性の病気です。
o 接触皮膚炎(かぶれ): 特定の物質が皮膚に触れることで炎症が起こる病気です。
o 脂漏性皮膚炎: 皮脂の分泌が多い頭部、顔(特にTゾーン)、脇の下などに、赤みやフケのようなカサつきが生じる皮膚炎です。マラセチア菌というカビの一種が関与していることもあります。
o 手湿疹: 水仕事や洗剤、刺激物などに触れる機会が多い手にできる湿疹です。ひび割れやあかぎれを伴うこともあり、日常生活に支障をきたしやすい病気です。
• 治療: ステロイド外用薬、保湿剤、抗ヒスタミン薬の内服などが基本となります。原因を特定し、それを避けることも重要です。

蕁麻疹(じんましん)
• 症状: 数ミリから数センチ大の赤く盛り上がった膨疹(ぼうしん)が突然現れ、強いかゆみを伴う。一つ一つは短時間で消えるが、場所を変えて繰り返し出る。
• 原因:
o アレルギー性: 特定の食べ物、薬剤、虫刺されなど。
o 非アレルギー性: 物理的な刺激(摩擦、圧迫、寒冷、温熱)、発汗、ストレス、疲労など。原因が特定できないことも多いです(特発性蕁麻疹)。
• 治療: 抗ヒスタミン薬の内服が中心となります。症状が重い場合は、ステロイドの内服を一時的に用いることもあります。原因が分かれば、それを避けることが再発防止につながります。

ニキビ(尋常性ざ瘡)
• 症状: 白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ(炎症を伴う)、膿を持った黄ニキビ、ニキビ跡(色素沈着やクレーター)など。
• 原因: ホルモンバランスの乱れ、皮脂の過剰分泌、毛穴の詰まり、アクネ菌の増殖、ストレス、不規則な生活習慣、間違ったスキンケアなど。
• 治療: 外用薬(アダパレン、過酸化ベンゾイル、抗菌薬など)、内服薬(抗菌薬、ビタミン剤など)、ケミカルピーリングや光治療(IPL)などの自費診療もあります。日頃の丁寧な洗顔と保湿も重要です。

水虫(足白癬)
• 症状: 足の指の間の皮がむける、水ぶくれができる、足の裏全体がカサつく、かゆみ(ない場合もある)、爪が白く濁る・厚くなるなど。
• 原因: 白癬菌の感染。高温多湿の環境を好むため、蒸れた靴下や靴、公共の場の足拭きマットなどを介して感染することがあります。
• 治療: 抗真菌薬の外用薬が一般的です。爪水虫や広範囲に及ぶ場合は内服薬が効果的です。

イボ(尋常性疣贅)
• 症状: 表面がザラザラした、硬く盛り上がった皮膚のできもの。色は皮膚の色に近いものから褐色まで様々。痛みやかゆみは通常ありませんが、足の裏にできると痛みを伴うこともあります。
• 原因: ヒトパピローマウイルスの感染。小さな傷口からウイルスが侵入し、増殖することでイボができます。接触によって他の部位や他の人にうつることもあります。
• 治療: 液体窒素による冷凍凝固療法が一般的です。

乾燥肌・かゆみ
• 症状: 皮膚のカサつき、粉吹き、ひび割れ、赤み、かゆみ。ひどくなると湿疹を併発することもあります。
• 原因: 空気の乾燥(特に冬)、加齢、誤ったスキンケア(洗いすぎ、熱すぎるお湯での入浴)、アレルギー体質、特定の疾患など。
• 治療: 保湿剤によるスキンケアが基本です。かゆみが強い場合は、ステロイド外用薬やかゆみ止めの内服薬が処方されます。入浴方法や生活習慣の見直しも大切です。

皮膚のトラブルは平井皮膚科クリニックへご相談ください
ご紹介した病気は、皮膚科で診る病気のごく一部にすぎません。 「もしかして?」と思う症状があれば、自己判断で市販薬を使用したり、放置したりせずに、早めに専門医に相談することが大切です。皮膚の症状は見た目だけでなく、全身の健康状態を反映していることもあります。平井皮膚科クリニックでは、丁寧な診察と的確な診断を行い、患者様一人ひとりに最適な治療法をご提案いたします。気になる症状がありましたら、どうぞお気軽にご来院ください。
~ 医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 監修~
《平井皮膚科の特色》
健康や病気について学べるクリニック
当院では皮膚のほか、頭から爪まで様々な治療を行っています。
お困りの際は平井皮膚科クリニックまでお問い合わせ、ご来院ください。
《アクセス》
JR総武線平井駅北口より徒歩2分にございます。

 

 

投稿者: 平井皮膚科クリニック

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