江戸川区平井皮膚科クリニック発 知って得する!あなたの健康を守る新常識と豆知識《日光皮膚炎》】
2025.08.15更新
こんにちは!江戸川区にある平井皮膚科クリニックです。
毎日厳しい暑さが続きますね。皆さまは、日焼け対策をされていますか?「ちょっとくらい大丈夫」と思っていても、実はその日焼け、「日光皮膚炎」という病気かもしれません。今回は、知っているようで知らない「日光皮膚炎」について、その原因や予防、いざという時の対処法を、分かりやすく解説していきます。正しい知識を身につけて、ご自身の肌を大切に守りましょう。
日光皮膚炎とは?
「日光皮膚炎」とは、強い紫外線を浴びたことで、皮膚に炎症が起こる病気のことを指します。いわゆる「日焼け」がこれにあたります。
「日焼け」には、赤くなるタイプ(サンバーン)と、黒くなるタイプ(サンタン)があることをご存知でしょうか。一般的に、サンバーンは皮膚のやけどのような状態で、ヒリヒリとした痛みを伴います。サンタンは、紫外線から肌を守ろうとしてメラニン色素が増え、肌が黒くなる状態です。
原因
日光皮膚炎の主な原因は、太陽光に含まれる紫外線(UV)です。
紫外線には、波長の長さによってA波(UVA)とB波(UVB)があり、それぞれ肌への影響が異なります。
• UVB(紫外線B波):主に皮膚の表面にダメージを与え、サンバーン(赤みや炎症)を引き起こします。
• UVA(紫外線A波):窓ガラスも透過し、皮膚の奥深くまで届き、肌をサンタン(黒くする)させます。また、シワやたるみといった肌の老化にも深く関わっています。
症状
日光皮膚炎の症状は、紫外線を浴びた数時間後から現れ、徐々に強くなります。
• 初期症状:
o 皮膚が赤くなる(紅斑)
o ヒリヒリと痛む
o かゆみや熱を持つ
• 重症化した場合:
o 水ぶくれができる
o 発熱や悪寒、頭痛、吐き気などの全身症状が出る
対処法
日焼けをしてしまったら、まずはご自宅でできる応急処置を試みましょう。
• 冷やす:炎症を抑えるために、冷たい水で濡らしたタオルや保冷剤をタオルで包んで患部にあて、しっかりと冷やしてください。
• 保湿する:冷やした後は、化粧水や乳液などでしっかりと保湿をしましょう。肌が乾燥すると、炎症が悪化する可能性があります。
• 衣服に注意:患部を締め付けない、やわらかい素材の服を着るようにしましょう。
受診をした方が良い場合
以下のような症状がある場合は、我慢せずにクリニックを受診してください。
• 広範囲に水ぶくれができた
• 痛みがひどくて眠れない
• 発熱や頭痛、吐き気などの全身症状がある
• 痛みや赤みが数日経っても引かない
「これくらいで…」と思わず、お気軽にご相談ください。早期に適切な処置を行うことで、皮膚へのダメージを最小限に抑えられます。
診察と治療
当クリニックでは、患者様の症状を丁寧に拝見し、一人ひとりに合った治療法をご提案します。
• 診察:まずは、皮膚の状態を目で見て確認し、症状の程度を把握します。いつ頃日焼けをしたのか、どのような症状があるかなど、詳しくお話を伺います。
• 治療:炎症を抑えるために、ステロイドの外用薬を処方することが多いです。かゆみが強い場合には、抗ヒスタミン薬などの内服薬を併用することもあります。
最後に…
日光皮膚炎は、予防がとても大切です。当クリニックでは、「NOB(ノブ)」などの自費商品も取り扱っており、患者様の肌質やライフスタイルに合わせた製品をご紹介できます。
日差しが強い日は、日焼け止めはもちろん、日傘や帽子、長袖の衣服などを活用して、肌を紫外線から守りましょう
当クリニックは、患者様の「あれ?これってどうなの?」という疑問に寄り添い、地域の皆様の健康をサポートしたいと考えております。「ただの日焼けだと思っていたけど…」「なかなか治らない」など、気になることがあれば、どんな小さなことでもご相談ください。
~~監修 医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 ~~
《平井皮膚科クリニックの特徴》
健康や病気について学べるクリニック
当院では皮膚のほか、頭から爪まで様々な治療を行っています。
お困りの際は平井皮膚科クリニックまでお問い合わせ、ご来院ください。
《アクセス》
JR総武線平井駅北口から徒歩2分にございます。
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