クリニックニュース

2026.04.05更新

当院《平井皮膚科クリニック》が属する医療法人社団 俊爽会では患者様の健康意識を高め、健康寿命を伸ばしていただくための取り組みを行っておりますnico
note24月の取り組みnote2
内科
『便潜血検査・ABC検診(ピロリ菌検査)』
便潜血検査やABC検診(ピロリ菌検査)を受けることで、大腸がんやその他の消化器系の疾患の早期発見が期待できます。
こちらの検査は便の提出と採血するだけの簡易検査となります。
内視鏡検査に抵抗がある方は、便潜血検査とABC検診を行ってみてはいかがでしょうか!

検便

なお検査は、当院から徒歩数分の所にある系列クリニックの仁愛堂クリニックをご紹介させていただきます。

皮膚科
『蕁麻疹』
蕁麻疹は、突然皮膚にかゆみを伴う赤い膨らみが現れ、数時間以内に跡形なく消えるのが特徴です。原因は食べ物や薬、ストレス、疲労、温度変化などさまざまです。当院では1度の血液検査で39項目のアレルギー原因物質の抗体を調べる事が出来ます。

足蕁麻疹腕蕁麻疹


『スキンケアの正しい方法』
日頃のスキンケアの方法によって、肌の状態は変わってきます。洗顔や入浴の正しい方法を身に付け、習慣にしましょう。保湿ケアの重要性や紫外線対策についてもお伝えします。

スキンケア男性

私たちとはじめませんか?健康意識改革! お身体の事など心配事などございましたら、お気軽にご相談ください笑うstar

 

~医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 監修~
《平井皮膚科クリニックの特徴》
健康や病気について学べるクリニック
当院では皮膚のほか、頭から爪まで様々な治療を行っています。
お困りの際は平井皮膚科クリニックまでお問い合わせ、ご来院ください。
《アクセス》
JR総武線平井駅北口から徒歩2分にございます。

投稿者: 平井皮膚科クリニック

2026.03.26更新

 皆様、こんにちは。江戸川区で地域の皆様の健康を支える平井皮膚科クリニックです。  ふとした時に、「あれ、こんなところにほくろなんてあったかな?」と不安になったことはありませんか?鏡を見るたびに気になったり、ご家族の肌を見て「そのほくろ、大丈夫?」と心配になったりすることもあるかと思います。  一般的に「ほくろ」と呼ばれるものの多くは、医学的には「母斑細胞母斑(ぼはんさいぼうぼはん)」という良性の腫瘍です。一方で、ほくろによく似た見た目を持つ「皮膚がん(悪性腫瘍)」も存在します。  今回は、「ただのほくろだと思っていたら、実は怖い病気だった」という見落としを防ぐためのポイントを詳しくお伝えします。「なるほど、そうだったのか!」という知識を深めていただき、大切なご家族やご友人にもぜひ情報をシェアしてあげてくださいねnico
「ほくろと皮膚がんの違いを理解するためのポイント」
「ほくろと皮膚がんの違い」とは?
ほくろは、メラニン色素を作る細胞が変化した「良性のもの」です。形が整っていて、成長が止まればそれ以上大きくなることはほとんどありません。 対して皮膚がん(特にメラノーマと呼ばれる悪性黒色腫など)は、細胞が異常に増殖する「悪性のもの」です。周囲の組織に広がったり、他の臓器に転移したりする恐れがあるため、早期発見が何よりも大切になります。
「症状の特徴」
皮膚がんは、初期段階では痛みや痒みがほとんどありません。そのため、見た目の変化が唯一のサインとなります。 世界的に使われている「ABCDEルール」という見分け方の基準をご紹介します。
• A(非対称): 形が左右非対称で、いびつである。
• B(境界): 縁がギザギザしていたり、ぼやけていたりする。
• C(色): 色がムラになっていて、黒、茶、赤などが混じっている。
• D(大きさ): 直径が6mm以上ある(鉛筆の消しゴムの頭より大きい)。
• E(変化): 短期間で大きくなったり、形や色が変わったりした。 これらの一つでも当てはまる場合は、注意が必要です。

がん細胞
「ほくろと皮膚がんの違いが起こる原因」
最大の原因の一つは「紫外線」によるダメージです。長年、太陽の光を浴び続けることで皮膚の細胞が傷つき、がん化しやすくなります。 また、物理的な刺激(靴による摩擦や、何度も触ってしまうこと)も要因になると言われています。特に日本人の場合、足の裏などの刺激を受けやすい場所に発生しやすい傾向があります。
「皮膚がんの種類」 皮膚がんにはいくつか種類がありますが、代表的なものは以下の通りです。
1. 悪性黒色腫(メラノーマ): 最も注意が必要ながんです。ほくろに似ていますが、非常に進行が早いのが特徴です。
2. 基底細胞がん: 日本人で最も多い皮膚がんです。顔(特に鼻の周りなど)にできやすく、ゆっくりと大きくなります。
3. 有棘(ゆうきょく)細胞がん: 日焼けしやすい場所や、古い傷跡などにできやすいがんです。
「発生部位ごとの特徴」
• 顔・頭: 紫外線の影響を最も受けやすい場所です。小さなデキモノが治りにくい、出血しやすいといった特徴があります。
• 足の裏・爪: 日本人に非常に多いのが、足の裏のメラノーマです。最初は小さなシミのように見えます。また、爪に黒い線が入ることもあります。
• 背中・お尻: 自分では気づきにくい場所です。ご家族同士でのチェックが非常に重要になります。
「悪性腫瘍を引き起こす主な疾患」
長年の紫外線による蓄積で起こる「日光角化症」などは、放置すると皮膚がん(有棘細胞がん)に移行する可能性がある「前がん状態」として知られています。カサカサした赤い斑点が治らない場合は、早めの相談が必要です。
「症状を和らげるために自分でできる対処法は?」
残念ながら、皮膚がんは自分で治すことはできません。しかし、「予防」と「悪化を防ぐ」ためにできることはあります。
• 日焼け止めを習慣にする: 季節を問わず、外出時は紫外線対策を徹底しましょう。
• 無理に触らない: 気になるほくろを自分で削ったり、無理に取ろうとしたりしないでください。
• 定期的なセルフチェック: 月に一度は、お風呂上がりに全身の鏡チェックを行いましょう。
「受診をした方が良い場合は?」
「最近、急に大きくなった気がする」「形が変わってきた」「色が濃くなったり薄くなったりしている」「出血やジュクジュクがある」 これらに該当する場合は、迷わず皮膚科を受診してください。また、「ただのほくろだと思うけれど、安心したい」という理由での受診も大歓迎です。早期発見できれば、治療の負担も各段に少なくなります。
「どのような検査が必要で、何を調べる?」
当クリニックでは、主に「ダーモスコピー検査」を行います。 特殊な拡大鏡(ダーモスコープ)を使って、皮膚の深いところの色素の並びを観察する検査です。
• 痛みが全くありません。
• 数分で終わります。
• 皮膚を切る必要がないため、お子様からご高齢の方まで安心して受けられます。
「どのような診断と治療が行われるの?」
ダーモスコピーで悪性が疑われる場合は、皮膚の一部を採取して詳しく調べる「生検」を行います。確定診断が出た後の治療は、基本的には「手術による切除」が中心となります。早期であれば周囲の組織を含めて取り除くことで、完治を目指せます。
「どのような診察が行われるの?」
まずは、いつからその症状があるのか、変化のスピードはどうだったかなどの問診を行います。その後、医師が患部を丁寧に診察し、必要に応じてダーモスコープ検査を実施します。当クリニックは、江戸川区の皆様がリラックスしてお話しいただけるよう、アットホームで温かい雰囲気を大切にしていますglitter
最後に…
皮膚は、私たちの体の中で唯一「直接目で見て確認できる」臓器です。 だからこそ、日頃のちょっとした意識で、あなたの大切な健康を守ることができます。 「江戸川区の皆様が、いつまでも健やかな肌で過ごせるように」 私たちは、皆様の不安に寄り添うパートナーでありたいと願っています。ご自身のお体はもちろん、ぜひ、ご家族の背中や足の裏も見てあげてください。もし気になることがあれば、いつでも平井皮膚科クリニックへお越しくださいね。

~医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 監修~

《平井皮膚科クリニックの特徴》
健康や病気について学べるクリニック
当院では皮膚のほか、頭から爪まで様々な治療を行っています。
お困りの際は平井皮膚科クリニックまでお問い合わせ、ご来院ください。
《アクセス》
JR総武線平井駅北口から徒歩2分にございます。

投稿者: 平井皮膚科クリニック

2026.03.02更新

江戸川区平井にお住まいの皆さま、こんにちは。平井皮膚科クリニックの看護師です。

「背中や首の後ろに、いつの間にかしこりができている」「足の裏の魚の目がだんだん痛くなって、数も増えてきた気がする……」といったお悩みはありませんか?

これらは単なるデキモノではなく、放置すると悪化する恐れのある「粉瘤(ふんりゅう)」や、ウイルス性のいぼである「尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)」かもしれません。
今回は、平井周辺で粉瘤やいぼの治療・手術を検討されている方へ向けて、その正体と当院での治療のこだわりについて詳しく解説します。


1. 「粉瘤(アテローム)」の正体と、放置するリスク
粉瘤(ふんりゅう)は、専門用語で「アテローム」とも呼ばれます。皮膚の下に本来は存在しない「袋(嚢腫)」ができ、その中に剥がれ落ちるはずのアカ(角質)や皮脂が溜まってしまう良性腫瘍の一種です。一見すると大きなニキビのように見えますが、根本的な構造が全く異なります。

 

 いぼのイラスト

なぜ自然には治らないのか?

粉瘤は、一度袋が形成されると、中身(老廃物)を一時的に押し出したとしても袋自体が皮膚の下に残っている限り、何度でも再発します。むしろ、放置することで袋の中に老廃物が溜まり続け、徐々に大きくなっていくのが一般的です。数センチ単位に成長することも珍しくなく、大きくなればなるほど、将来的に取り除く際の傷跡も大きくなってしまいます。

「炎症性粉瘤」の恐怖と、切開排膿の必要性
粉瘤の最も厄介な点は、細菌感染を起こして急激に腫れ上がる「炎症性粉瘤」です。

激しい痛みと赤腫: 感染が起きると、内部で膿が溜まり、触れるだけでも激痛が走るようになります。衣類が擦れるだけで痛む、椅子に座れないといった日常生活に支障をきたす状態です。
切開排膿(せっかいはいのう)処置: 炎症がひどい場合、その場ですぐに袋を全摘出する「根治手術」は行えません。まずは局所麻酔を行い、皮膚を少し切開して溜まった膿を外に出す「切開排膿」という応急処置が必要になります。
根治までの道のり: 切開排膿を行うと痛みは劇的に改善しますが、袋は残ったままです。炎症が完全に引くのを数ヶ月待ってから、改めて袋を取り出す手術を行うことになります。
だからこそ、当院では「炎症が起きて痛くなる前に、形成外科の医師のもとで袋ごと取り出す手術」を受けることを強くおすすめしています。


2. 形成外科医による「日帰り手術」のこだわり
当院では、豊富な症例経験を持つ形成外科の医師がすべての診断と執刀を行います。

切除縫合法による確実な摘出
粉瘤の再発を防ぐ最も確実な方法は、袋を破らずに丸ごと取り出す「切除縫合法」です。医師が腫瘍の場所や深さ、大きさを慎重に見極め、将来的に傷跡が目立たなくなるよう、形成外科的配慮に基づいた緻密な縫合を行います。顔周りや露出部など、見た目が気になる部位の処置も安心してお任せください。(※医師の判断により手術できない場合もあります)


痛みに配慮した丁寧な局所麻酔
手術に際して、「注射が怖い」「痛みが不安」というお声を多くいただきます。当院では極細の針を使用し、ゆっくりと薬液を注入することで、不快な刺痛や圧迫感を最小限に抑えるよう細心の注意を払っています。手術中も常に患者様へお声がけし、リラックスした状態で受けていただけるよう努めています。


3. 「いぼ」の専門的治療:尋常性疣贅と脂漏性角化症
「いぼ」と一言で言っても、その原因や治療法は様々です。当院では適切な鑑別診断に基づいた治療を行います。

尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい):放置は厳禁!
ヒトパピローマウイルス(HPV)への感染が原因で起こる「尋常性疣贅」は、非常に厄介な疾患です。
特徴: 手足、指、足の裏などにガサガサとした盛り上がりができます。「魚の目だと思って市販の薬で削っていたら、周りに広がってしまった」というケースが後を絶ちません。ウイルス性のため、傷口から自己感染して数が増えたり、家族にうつしてしまったりするリスクがあります。
難治性へのアプローチ: ウイルス性のため、一度の処置で治りきらないことが多く、粘り強い治療が必要です。当院では液体窒素による冷凍凝固療法を中心に、患部の厚みや広がりに合わせて、医師が最適なペースで治療を継続します。

脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう):老け見えの原因
こちらは加齢や紫外線が原因でできる良性の腫瘍で、顔や首、体に茶色いポツポツとして現れます。
• 処置: 液体窒素での治療や外科的処置を行います。健康上の害はありませんが、少しずつ大きくなり、老けた印象を与えてしまうため、早めに処置を希望される方が多い疾患です。皮膚科専門の医師が診断することで、稀に混在する悪性腫瘍との見分けも確実に行えます。

 

4. 診察から手術・処置までの詳細な流れ

1. ご相談・予約: 当院は診察予約制を導入しておりWebより事前予約が可能です。手術をご希望される方は毎週木曜日・第一第三土曜日にご予約をお願いいたします。※手術が優先となるため長くお待たせする可能性がございますのでご了承ください。
2. 専門医による診察: ダーモスコピー(特殊な拡大鏡)などを用い、正確に診断します。必要に応じて組織検査なども検討します。
3. 治療計画の説明: 根治手術を行うか、炎症がある場合はまず切開排膿を行うか、費用や術後の経過を含めて丁寧にご説明します。
4. 当日処置: 徹底した衛生管理のもと、専門医が処置を行います。手術時間は粉瘤の大きさにもよりますが、多くの場合15分〜30分程度です。
5. アフターケア: 翌日の傷のチェックや、1〜2週間後の抜糸、傷跡のケア指導までしっかりサポートします。

 


~医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 監修~

《平井皮膚科クリニックの特徴》
健康や病気について学べるクリニック
当院では皮膚のほか、頭から爪まで様々な治療を行っています。
お困りの際は平井皮膚科クリニックまでお問い合わせ、ご来院ください。
《アクセス》
JR総武線平井駅北口から徒歩2分にございます。

投稿者: 平井皮膚科クリニック

2026.02.27更新

2月の疾患啓発スケジュール案内で簡単にご案内した脂漏性皮膚炎について詳しくお話しします。
《その「フケ」、実は脂漏性皮膚炎かもしれません》
 「最近フケが増えた気がする」「頭皮が赤いと言われた」
 このようなお悩みで、皮膚科を受診される患者様が増えています。
 脂漏性皮膚炎とは、皮脂の多い部分に赤みやフケのような皮むけが起こる皮膚の炎症です。特に頭皮、鼻の横、眉毛の周囲、耳の後ろなどに出やすいのが特徴です。
 ただの乾燥や体質と思って放置してしまうと、繰り返し悪化することがあります。
 「市販のシャンプーを変えても良くならない」というご相談も多く、実は慢性的な炎症が続いているケースも少なくありません。

フケ

 

《なぜ繰り返すの?原因をわかりやすく解説》
 脂漏性皮膚炎は、皮脂の分泌と皮膚に常在している菌のバランスが崩れることで炎症が起こります。
 疲れやストレス、睡眠不足、ホルモンバランスの変化、季節の変わり目なども影響します。
 冬は乾燥で悪化しやすく、夏は汗や皮脂の増加で症状が強くなることがあります。
 洗いすぎや強い刺激は、かえって悪化の原因になることもあります。
 「清潔にしなければ」と思うお気持ちは大切ですが、やさしいケアがポイントです。

《乳児型と成人型の違い》
 乳児期にみられる脂漏性湿疹は、成長とともに自然に落ち着くことが多いとされています。
 一方で成人型は、体調や生活習慣の影響を受けながら繰り返しやすいのが特徴です。
 そのため、正しい診断と適切な治療でコントロールすることが大切です。

《市販薬で治る?受診の目安とは》
 軽い症状であれば、市販の抗フケシャンプーで改善する場合もあります。
 しかし、
 ・赤みが強い
 ・かゆみがつらい
 ・何度も繰り返す
 ・顔や耳まで広がっている
 このような場合は皮膚科受診をおすすめします。
 脂漏性皮膚炎は、炎症を抑える塗り薬や抗真菌薬でコントロールできます。
 治療期間は症状の程度によりますが、数週間で落ち着くことが多く、その後は再発予防のケアを行います。

《今日からできるセルフケア》
 ・ゴシゴシ洗わず、泡でやさしく洗う
 ・十分な睡眠をとる
 ・バランスのよい食事を心がける
 ・刺激の少ないスキンケアを選ぶ
 生活習慣の見直しは、再発予防の大きな力になります。

シャンプー睡眠

《最後に》
 平井皮膚科では、患者様一人ひとりの症状や生活背景に合わせた治療をご提案しています。
 皮膚の症状は見た目にも影響し、不安を感じやすいものです。
 どんな小さなお悩みでも、どうぞお気軽にご相談ください。
 脂漏性皮膚炎は、正しく向き合えばコントロールできる病気です。
 「ただのフケ」と思わず、気になる症状があれば早めに平井皮膚科クリニックをご来院ください。
 ご自身の健康を守ることは、ご家族を守ることにもつながります。
 ぜひ、この情報をご家族やご友人にもシェアしていただければ幸いです。

~医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 監修~
《平井皮膚科クリニックの特徴》
健康や病気について学べるクリニック
当院では皮膚のほか、頭から爪まで様々な治療を行っています。
お困りの際は平井皮膚科クリニックまでお問い合わせ、ご来院ください。
《アクセス》
JR総武線平井駅北口から徒歩2分にございます。

 

投稿者: 平井皮膚科クリニック

2026.01.24更新

今回は1月の疾患啓発スケジュール案内で簡単にご説明した《ニキビ》について詳しくお話しします。

【ニキビとは?】
「ニキビ」は、お子様から大人まで多くの方が経験する、最も身近な肌の悩みの一つです。しかし、実は医学的には「尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)」という名前の「皮膚の病気で」あることをご存知でしょうか。「青春のシンボルだから放っておけば治る」と我慢してしまう方も多いですが、適切な治療をしないと、炎症が長引いたり「ニキビ跡(クレーター)」として一生残ってしまったりすることもあります。平井皮膚科クリニックでは、江戸川区の皆様が自信の持てる素肌でいられるよう、一人ひとりの症状に寄り添った診療を大切にしていますniglitter3

ニキビ
【症状】
ニキビは、毛穴の中で起きている状態によって色が変化していきます。
• 白ニキビ: 毛穴の出口が閉じ、皮脂が詰まり始めた「ニキビの赤ちゃん」です。
• 黒ニキビ: 詰まった皮脂が盛り上がり、空気に触れて酸化し、黒く見える状態です。
• 赤ニキビ: 溜まった皮脂をエサに細菌が増え、炎症を起こして赤く腫れた状態です。
• 黄ニキビ: 炎症が激しくなり、頂点に黄色い膿(うみ)が見える状態です。
【原因】
主な原因は、次の「3つのサイクル」が重なることにあります。
1. 毛穴の詰まり: お肌のターンオーバーが乱れ、古い角質が毛穴を塞いでしまいます。
2. 皮脂の過剰分泌: 思春期のホルモン変化や生活の乱れで、脂が多く出すぎることです。
3. アクネ菌の増殖: 塞がった毛穴の中で菌が繁殖し、炎症物質を作り出します。
• 思春期ニキビ: 成長期のホルモンバランスの変化が原因。Tゾーンに多く見られます。
• 大人ニキビ: 20歳以降に、顎や口周りなど乾燥しやすい部位にできます。不規則な生活、ストレス、睡眠不足、メイクの詰まりなど、原因が複雑に絡み合っているのが特徴です。
【発生部位ごとの特徴】
• おでこ・髪の生え際: 前髪の刺激やシャンプーのすすぎ残しが影響しやすい場所です。
• 頬(ほお): 乾燥しやすく、枕カバーの汚れや手で触る癖が原因になることがあります。
• 口周り・フェイスライン: 胃腸の疲れ、ホルモンバランス、男性なら髭剃りの刺激が関係します。
※ニキビによく似た症状で、別のケアが必要な病気もあります。
• 酒さ(しゅさ): 顔全体が赤くなり、ブツブツができる「赤ら顔」の状態です。
• 毛嚢炎(もうのうえん): 毛穴に黄色ブドウ球菌などが入り込み、膿を持つ状態です。 これらは自己判断でニキビ薬を塗ると悪化する場合もあるため、医師の診断が重要です。
【自分でできる対処法は?】
ご家庭での正しいケアは、治療効果を大きく高めます。
• 正しい洗顔: 洗顔料をしっかり泡立て、「こすらずに転がす」ように洗ってください。
• 徹底した保湿: 脂っぽいからと保湿を省くのは厳禁。お肌が乾燥すると、守ろうとして余計に皮脂が出てしまいます。
• 絶対に潰さない: 自分で潰すと、細菌が入ったり毛穴の組織が壊れたりして、跡が残りやすくなります。
【受診をした方が良い場合は?】
「たかがニキビで……」と遠慮する必要は全くありません。
• 赤く腫れていて痛みがある。
• 市販薬を数週間使っても良くならない。
• ニキビ跡を残したくない。
これらに当てはまる場合は、早めに当院へご相談ください。早めのケアが、将来の綺麗なお肌を守ります。
【検査】
基本的には医師による視診(目で見て確認すること)が中心です。当院では、いつからできたのか、普段のスキンケアや生活習慣はどうなっているかなどを詳しく伺います。必要に応じて、他の皮膚疾患がないかを確認し、最適な治療方針を決定します。
【治療】

 現代のニキビ治療は非常に進歩しており、「保険診療」でしっかり治せるようになっています。
• 外用薬: 毛穴の詰まりを根本から取り除く薬や、炎症を抑える抗菌薬。
• 内服薬: 体の中から炎症を抑える抗生剤や、肌を整えるビタミン剤、漢方薬。 患者様のライフスタイル(仕事や学校の忙しさ)に合わせて、無理なく続けられる処方を行います。

外用

当院では、単にお薬を出すだけでなく、「お薬の正しい塗り方」や「日々の生活のアドバイス」を丁寧に行うことをモットーとしています。江戸川区の皆様にとっての「お肌のパートナー」として、リラックスして何でも話していただける雰囲気づくりを大切にしています。
ニキビは、適切な治療をすれば必ず良くなる病気です。気になる症状があればお早めに平井皮膚科クリニックにご相談ください。

~医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 監修~

《平井皮膚科クリニックの特徴》
健康や病気について学べるクリニック
当院では皮膚のほか、頭から爪まで様々な治療を行っています。
お困りの際は平井皮膚科クリニックまでお問い合わせ、ご来院ください。
《アクセス》
JR総武線平井駅北口から徒歩2分にございます。

投稿者: 平井皮膚科クリニック

2026.01.17更新

《アトピー性皮膚炎とは?》
アトピー性皮膚炎は、もともとアレルギーを起こしやすい体質の方や、お肌のバリア機能が弱まっている方に多く見られる、かゆみを伴う湿疹が良くなったり悪くなったりを繰り返す病気です。「子どもの病気」と思われがちですが、最近では大人になってから再発したり、大人で初めて発症したりする方も少なくありません。江戸川区にお住まいの皆様の中にも、長年このお悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。

アトピー

《症状の特徴》
主な症状は、「強いかゆみ」と「湿疹」です。左右対称に現れることが多く、お肌がカサカサして粉を吹いたようになったり、逆にジュクジュクして赤く盛り上がったりすることもあります。赤み、湿疹、鳥肌のようなブツブツなど、状態は人それぞれです。特に夜間、体が温まるとかゆみが強くなり、眠れなくなることで日中の集中力が低下してしまうなど、生活の質(QOL)に大きく影響するのがこの病気の辛いところです。

《原因》
原因は一つではなく、「体質的な要因」と「環境的な要因」が複雑に絡み合っています。
バリア機能の低下:お肌の表面にある「角層」が乱れ、外からの刺激に弱くなっている状態です。
アレルギー素因:ご家族やご自身が喘息や花粉症、食物アレルギーなどを持っている体質です。
外部刺激:ダニ、ホコリ、ペットの毛、衣類の摩擦、汗、ストレスなどが引き金となります。

《種類》
発症時期によって「乳児期」「幼少期」「思春期・成人期」に分けられます。年齢を重ねるごとに皮膚が厚くゴワゴワ(苔癬化:たいせんか)しやすくなる傾向があります。最近では、環境の変化や不規則な生活習慣から、成人になって悪化するケースも増えています。

《発生部位ごとの特徴》
顔・首:皮膚が薄いため、赤みや腫れが目立ちやすく、周囲の視線が気になりやすい部位です。
肘・膝の裏:関節の曲がる部分は汗が溜まりやすく、こすれるため湿疹ができやすい代表的な場所です。
手足・体幹:乾燥が強く、かきむしることで傷ができやすく、そこから細菌感染を起こすこともあります。

《アトピー性皮膚炎を引き起こす主な疾患》
直接的な原因ではありませんが、アトピー性皮膚炎の方は「アレルギーマーチ」といって、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、結膜炎などを併発しやすい傾向があります。また、皮膚のバリアが壊れているため、とびひ(伝染性膿痂疹)やヘルペス、水いぼなどの感染症を合併しやすいので注意が必要です。

《自分でできる対処法は?》
毎日のセルフケアこそが、治療の土台となります。
清潔を保つ:石鹸をよく泡立て、手で優しく洗ってください。お湯はぬるめ(38〜40℃)がベストです。
徹底した保湿:お風呂上がりは5分以内に保湿剤を塗りましょう。
環境を整える:こまめな掃除でダニやホコリを減らし、爪を短く切って皮膚を傷つけないようにします。
ストレスを溜めない:ストレスはかゆみを増幅させます。江戸川区の豊かな公園を散歩するなど、リフレッシュする時間を作ってくださいね。

《受診をした方が良い場合は?》
「たかが湿疹」と我慢しないでください。市販の薬を数日塗っても良くならない、かゆくて眠れない、皮膚が赤く腫れて熱を持っている、といった場合は早めにご相談ください。早期に適切な治療を始めることが、重症化を防ぎ、跡を残さない一番の近道です。

《検査》
当院では、問診を大切にしています。必要に応じて血液検査(IgE抗体やTARC値など)を行い、アレルギーの原因物質や、現在の炎症の強さを数値で客観的に確認します。これにより、治療の効果を「見える化」し、患者様と一緒に改善を実感できるよう取り組んでいます。

《診断と治療》
診断は、症状の経過や湿疹の分布を見て総合的に判断します。治療の基本は、「薬物療法」「スキンケア」「悪化因子の対策」の三本柱です。
近年、治療法は劇的に進化しています。従来のステロイド外用薬だけでなく、免疫を抑える塗り薬、そして重症の方には最新の注射薬(デュピクセントなど)や飲み薬(JAK阻害薬)という選択肢も広がっています。「どこに行っても治らなかった」と諦めている方にこそ、今の医学が届ける新しい光を知っていただきたいのです。
当院では患者様の声を大切にし、ライフスタイルに合わせ、無理なく続けられる治療計画をご提案します。スタッフ一同、地域の皆様の「心のかゆみ」にも寄り添いたいと考えています。

注射薬

《最後に…》
アトピー性皮膚炎は、長く付き合っていく必要のある病気かもしれません。しかし、適切な治療とケアで、症状がない「寛解(かんかい)」の状態を維持し、普通の人と変わらない生活を送ることは十分に可能です。一人で悩まず、私たちと一緒に、健やかで笑顔あふれる毎日を取り戻しましょう。ご家族やご友人で悩んでいる方がいらっしゃれば、ぜひこのお話を伝えてあげてくださいnico

~医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 監修~

《平井皮膚科クリニックの特徴》

健康や病気について学べるクリニック当院では皮膚のほか、頭から爪まで様々な治療を行っています。

お困りの際は平井皮膚科クリニックまでお問い合わせ、ご来院ください。

《アクセス》

JR総武線平井駅北口から徒歩2分にございます。

 

 

投稿者: 平井皮膚科クリニック

2025.12.26更新

気温がぐんと下がって暖房器具など使う機会が増えてきましたね本日はこの時期に起こる確率の高い「火傷」についてお話しいたします。ni

火傷(やけど)とは?

火傷とは、熱湯、油、アイロン、ストーブなど、高温のものに皮膚が接触することで起こる損傷です。私たちの皮膚は体温調節や外部からの保護という重要な役割を担っていますが、熱によってこの皮膚の組織が壊されてしまうのが火傷です。

火傷は誰もが自宅で経験する可能性がある身近なケガですが、その重症度は様々です。軽い赤みで済むものから、皮膚の深いところまで損傷し、痕(あと)が残ったり、機能障害を起こしたりするものまであります。正しい知識を持っていれば、万が一の際に重症化を防ぐことができます。

火傷

火傷の症状と特徴
火傷の症状は、熱が皮膚のどこまで達したか(深さ)によって大きく3つに分類されます。重症度が深くなるほど、治療に時間がかかり、病院での専門的なケアが必要になります。

I度(軽度): 皮膚の一番表面(表皮)だけが損傷した状態です。

症状: 皮膚が赤くなる(紅斑)、ヒリヒリとした軽い痛み。

特徴: 水ぶくれはできず、通常は数日で痕を残さずに治ります。

II度(中等度): 皮膚の奥にある真皮まで損傷が及んだ状態です。

症状: 水ぶくれ(水疱)ができます。強い痛みを伴うことが多く、クリニックを受診すべき目安となります。

特徴: 浅いII度なら痕を残さず治りますが、深いII度の場合は治癒に時間がかかり、痕が残る可能性があります。

III度(重度): 皮膚全体(表皮、真皮、さらに皮下組織)まで損傷した状態です。

症状: 皮膚が白っぽい、または黒く焦げたようになり、感覚(痛み)がなくなります。

特徴: 自然治癒は困難で、皮膚の機能が失われるため、専門病院での手術(植皮など)が必要になることがほとんどです。

火傷が起こる原因

熱湯や蒸気: やかんやポットの熱湯、お風呂の温度確認不足、調理中の蒸気など、家庭内で最も多い原因です。

熱いものとの接触: アイロン、ストーブ、ファンヒーター、車のマフラーなどに触れることで起こります。

化学熱傷: 強酸や強アルカリなどの化学物質が皮膚に付着することで起こります。

火傷の発生部位ごとの特徴

火傷は、体のどの部位に起こったかによっても重症度が変わってきます。

顔や首: 腫れやすく、呼吸器系に影響が出る可能性があるため注意が必要です。

手や足(関節付近): 治った後に皮膚が引きつれて(拘縮)、動きに制限が出る(機能障害)可能性があるため、早期の専門治療が重要です。

股(会陰部): 細菌感染を起こしやすいため、慎重な処置が必要です。

火傷を和らげるために自分でできる対処法は?
火傷をしたら、何よりもすぐに行うべき大切なことがあります。それが冷却(冷やすこと)です。

※※ 最重要:流水で患部を徹底的に冷やしてください!※※

火傷は時間との勝負です。熱が皮膚の奥へ伝わるのを止め、組織の損傷が深くなるのを防ぐことが最優先です。

すぐに冷やす: 服の上からでも構いませんので、水道の清潔な流水(15℃程度)を患部に15分〜30分、痛みが和らぐまでかけ続けます。

服は無理に脱がない: 火傷の部位に衣服が貼りついている場合は、無理に脱がずに、服の上から水をかけて冷やしてください。無理に脱ぐと、皮膚まで剥がしてしまう危険があります。

水ぶくれは破らない: 水ぶくれ(水疱)は、皮膚を保護する自然なバリアの役割をしています。ご自身で破ると細菌感染のリスクが高まります。

受診をした方が良い場合は?
ご自身で応急処置をした後、以下のような症状や状況があれば、すぐに当クリニックを受診してください。

水ぶくれ(水疱)ができた場合(II度以上が疑われます)。

火傷の範囲が広い場合(手のひらサイズ以上)。

I度(赤みだけ)でも、顔、手、足、股など、重要な部位の火傷。

痛みがほとんどない、または皮膚が白く変色している場合(III度の可能性)。

乳幼児やご高齢の方の火傷。

やけど後にズキズキとした痛みが続く場合。

火傷は初期の正しい治療が、治癒までの期間や痕が残るかどうかに大きく影響します。自己判断せずに、お早めに平井皮膚科へご相談ください。

どのような診察が行われるの?

平井皮膚科クリニックでは、火傷の深さと範囲を慎重に診察します。これは適切な治療法(外用薬、被覆材、通院頻度など)を決めるために最も重要です。

どのような検査が必要で、何を調べる?

通常の小さな火傷の場合、特別な検査は不要で、視診(目で見て診断すること)が基本となります。ただし、感染が疑われる場合は、細菌の有無を確認するために細菌培養検査を行うことがあります。

どのような診断と治療が行われるの?

診断された火傷の深さに基づき、以下のような治療を行います。

I度熱傷: 炎症を抑える軟膏や、保湿剤などを使用します。

II度熱傷: 創部(傷口)を清潔にした上で、感染を防ぐための軟膏を塗布し、**創傷被覆材(ドレッシング材)**などで保護します。適切な湿潤環境を保つことで、早くきれいに治癒するように導きます。

III度熱傷: 適切な応急処置後、速やかに連携先の高度な治療が可能な病院へご紹介します。

最後に…
江戸川区の皮膚科クリニックは、地域の皆様の「かかりつけ皮膚科」として、火傷のような身近なケガから、アトピー性皮膚炎やじんましんなどの慢性疾患まで幅広く対応しております。
私たちは、単に病気を治すだけでなく、患者様一人ひとりに寄り添い、「なるほど、そうだったのか!」と納得していただけるよう、丁寧な説明と温かいケアを心がけています。ご自身の皮膚や健康を大切にするきっかけとなれば幸いです。

「これくらいの火傷で受診していいのかな?」と迷われた時こそ、お気軽にご来院ください。ご家族やご友人にも、今日の火傷の応急処置の「新常識」をぜひシェアしてくださいねnico

~医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 監修~

《平井皮膚科クリニックの特徴》

健康や病気について学べるクリニック
当院では皮膚のほか、頭から爪まで様々な治療を行っています。
お困りの際は平井皮膚科クリニックまでお問い合わせ、ご来院ください。

《アクセス》
JR総武線平井駅北口から徒歩2分にございます。

 

投稿者: 平井皮膚科クリニック

2025.12.19更新

◎粉瘤とは?◎

粉瘤(ふんりゅう) は、皮膚の下にできる良性の腫瘍です。皮膚の成分である表皮などが袋状に変化し、この袋の中に本来であれば皮膚から剥がれ落ちるはずの古い角質や皮脂が溜まって、徐々に大きくなっていきます。

この袋状のしこりは、俗に「脂肪の塊」と誤解されがちですが、実際は皮膚の老廃物の塊です。中央に小さな黒っぽい穴が開いていることがあり、そこから悪臭のする内容物が出てくることもあります。

ふんりゅう

◎どこにでもできる?◎
粉瘤は体のどこにでもできますが、特に背中やうなじ、耳の裏、顔(頬や耳たぶ) などにできやすい傾向があります。
はっきりとした原因がわからない場合が多いのですが、過去のケガやニキビ、毛嚢炎などがきっかけで発生することもあります。
放置すると徐々に大きくなり、まれに野球のボールほどの大きさになることもあります。また、細菌に感染すると急に赤く腫れ、痛みを伴ったり、破裂して膿と悪臭のある内容物が出てきたりします。

粉瘤

◎注意点◎
無理に押し出して内容物や膿を出そうとすると、感染が広がり、症状が悪化する危険があります。自己判断で処置をせず、必ず医師の診察を受けるようにしてください。

粉瘤と似た病気
見た目が粉瘤と似ている病気がいくつかあります。正確な診断のためには、専門医の判断が必要です。
• 石灰化上皮腫:粉瘤より少し黒っぽく、硬いしこり。
• 脂肪腫:皮膚との癒着が少なく、化膿することはない。
• ガングリオン:手足などの関節や腱の近くにでき、中にはゼリー状の液体が溜まっている。
• 脂腺嚢腫症:遺伝性のごく稀な病気。黄色っぽく、若い男性に多い。
• 類皮嚢腫(デルモイドシスト):胎児期の組織が残ったもので、目や鼻の周りにできやすい。毛や黄色い液体が溜まっている。
• 耳前瘻孔(じぜんろうこう):耳の周囲にできる先天性の穴で、粉瘤と間違われることがある。


◎粉瘤の治療法◎

【感染していない場合】
手術で摘出するのが基本的な治療法です。
1. 紡錘形(ぼうすいけい)切除:しこりの大きさに合わせて、開口部を含めて紡錘形に皮膚を切開し、袋ごと摘出します。傷跡が目立たないよう、シワに沿って切開するのが一般的です。
2. くり抜き法:開口部を小さく切開して内容物を出し、袋を抜き出す方法。傷跡がニキビ跡のように小さいため、顔の治療によく使われます。

【感染している場合】
• 軽度の場合:抗生物質や抗炎症剤を使い、炎症を抑えてから手術で摘出します。
• 膿が溜まっている場合:まず切開して膿を出し、傷を開放した状態で治療を行います。感染が治まった後、改めて手術でしこりを摘出します。

◎早めの治療が大切◎
感染を起こしてしまうと治療期間が長くなり、傷跡も残りやすくなります。また、しこりが小さいうちに治療すれば、傷跡もより小さく目立ちにくくなります。
「もしかして粉瘤かも?」と思ったら、感染がひどくなる前に形成外科を受診することをおすすめします。

 

~医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 監修~


《平井皮膚科クリニックの特徴》

健康や病気について学べるクリニック
当院では皮膚のほか、頭から爪まで様々な治療を行っています。
お困りの際は平井皮膚科クリニックまでお問い合わせ、ご来院ください。

《アクセス》
JR総武線平井駅北口から徒歩2分にございます。

 

 

投稿者: 平井皮膚科クリニック

2025.12.12更新

【尋常性白斑とは?】                                        

尋常性白斑は、皮膚の色を作るメラニンという色素が失われることで、皮膚に白い斑点ができる病気です。

世界中で見られ、人種や性別に関わらず発症しますが、遺伝的な要因が関係していることもあります。

体のどこにでも現れる可能性があり、顔、首、手、足などによく見られます。

白斑

◎原因◎
私たちの皮膚の色は、メラノサイトという細胞が作るメラニンによって決まります。尋常性白斑では、このメラノサイトが何らかの原因で破壊されてしまい、メラニンが作られなくなってしまうため、その部分が白く見えるようになります。
なぜメラノサイトが破壊されるのか、詳しいメカニズムはまだ完全に解明されていませんが、いくつかの説が考えられています。
• 自己免疫説: 最も有力な説で、自分の体を守るはずの免疫細胞が、誤ってメラノサイトを攻撃してしまうというものです。橋本病(甲状腺の病気)や円形脱毛症など、他の自己免疫疾患を合併することもあります。
• 神経説: ストレスなどが原因で神経伝達物質が放出され、それがメラノサイトにダメージを与えるという説です。
• 自己破壊説: メラニンを作る過程で生じる物質が、メラノサイト自身を傷つけてしまうという説です。
• 酸化ストレス説: 活性酸素などの有害物質がメラノサイトにダメージを与えるという説です。
これらの要因が単独ではなく、いくつも組み合わさって発症すると考えられています。ストレスや日焼けなどが、白斑を悪化させたり、新たに発生させるきっかけになることもあります。

◎症状◎
白斑は、境界がはっきりした乳白色の斑点として現れます。通常、かゆみや痛みなどの自覚症状はありません。髪の毛や体毛の色も白くなることがあります。

白斑の広がり方や進行は人によって大きく異なり、数カ所の小さな斑点から、全身に広がるケースまで様々です。

一度できた白斑が自然に治ることもありますが、多くの場合、進行したり、治っても再発したりする可能性があります。
白斑
◎主な治療法◎

尋常性白斑の治療は、失われたメラニン色素を再生させること、あるいは白斑の拡大を防ぐことを目的とします。患者さんの年齢、白斑の部位や広がり、活動性などを考慮して、最適な治療法を選択します。
• 外用薬: ステロイド外用薬やタクロリムス外用薬などを用いて、炎症を抑えたり、免疫の働きを調整したりします。
• 光線療法: 特定の波長の紫外線を患部に当てる治療です。週に1~3回程度の通院が必要で、根気強く続けることで効果が期待できます。特にエキシマライトやナローバンドUVBといった治療が一般的です。                             
• 内服薬: 広範囲に及ぶ白斑や、進行が速い場合に、ステロイドやJAK阻害剤などの内服薬を用いることがあります。
• 外科的治療: 症状が安定していて、限られた範囲の白斑に対しては、ご自身の正常な皮膚からメラノサイトを移植する手術(表皮移植術、吸引水疱蓋移植術など)を行うこともあります。                                            ※平井皮膚科クリニックでは光線療法や移植手術は行っておりません。
これらの治療法は、効果が出るまでに時間がかかることが多く、すぐに全ての白斑が治るわけではありません。また、治療によって一度改善しても、再発することもあります。

◎日常生活での注意点◎
白斑の部分はメラニンがないため、紫外線に対する防御機能が低下しています。

そのため、日焼けをすると、周囲の皮膚は赤くなるのに白斑の部分だけは白いまま、という状態になり、かえって白斑が目立つことがありますので、日常的に日焼け止めを使用し、帽子や長袖の服で紫外線を避けるようにしましょう。

 

~医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 監修~


《平井皮膚科クリニックの特徴》

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お困りの際は平井皮膚科クリニックまでお問い合わせ、ご来院ください。

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JR総武線平井駅北口から徒歩2分にございます。

 

投稿者: 平井皮膚科クリニック

2025.11.30更新

本日は11月の疾患啓発スケジュール案内で簡単にご説明した帯状疱疹について詳しくお話しします。

帯状疱疹は、身体の片側に限定して、痛みを伴う赤いブツブツや水ぶくれが帯状に集まって出現する病気です。

発症のメカニズム:

水ぼうそう(水痘)を経験したことがある人であれば、誰でも発症する可能性があります。

水ぼうそうの原因ウイルスが体内に潜伏しており、加齢、疲労、精神的なストレスなどがきっかけで再活性化し、発症に至ります。

発症する年代:

50歳代以降に発症率が高まりますが、若い世代での発症も決して珍しいことではありません。

帯状

注意すべき合併症
発症部位によっては、以下のような合併症を引き起こすことがあります。

目の周り: 目の炎症(結膜炎、角膜炎など)

耳の周り: 耳の症状(難聴、耳鳴りなど)、顔の筋肉が麻痺する顔面神経麻痺など

厄介な後遺症帯状疱疹後神経痛(PHN)
皮膚の症状が治まった後も、ピリピリ、ジンジンといった神経の痛みが長く残ってしまうことがあります。

この痛みの持続期間や強さには個人差がありますが、数ヶ月から数年にわたって痛みが続くケースもあります。

治療について
内服薬(抗ウイルス薬)の役割:

ウイルスの増殖を抑制し、皮膚症状や痛みを軽減します。

服薬

治療期間を短くする効果もあります。

早期に飲み始めることで、上述の帯状疱疹後神経痛への移行を防ぐ効果が期待できます。

その他の治療:

痛みを抑える鎮痛薬や、患部に塗る外用薬が必要に応じて使用されます。

重要ポイント

帯状疱疹は、症状を自覚したらできるだけ早く適切な治療を開始することが非常に重要です。

気になる症状があれば、早めに当院へご相談ください!

 

~医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 監修~

 


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投稿者: 平井皮膚科クリニック

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