クリニックニュース

2025.09.19更新

◎はじめに◎

いつも地域の皆様の健康をサポートさせていただき、ありがとうございます。

薬について「これってどういう薬?」「飲み合わせは大丈夫?」といったギモンや不安を抱える患者様は少なくありません。

今回は、そんな皆様のギモンにお応えすべく、最近お問い合わせが増えている「帯状疱疹の予防ワクチン」について、分かりやすくお伝えしたいと思います。

「なるほど、そうだったのか!」と感じていただき、ご家族やご友人にもぜひシェアしていただけるような内容を目指しました。

わくちん

◎「帯状疱疹」はどんな病気?◎

帯状疱疹は、ピリピリとした痛みと発疹が特徴的な病気です。実は、子どもの頃にかかった水ぼうそうのウイルスが原因。体の中に潜んでいて、年齢を重ねて免疫力が落ちたときに、再び暴れ出してしまいます。

強い痛みが長く続く「帯状疱疹後神経痛」になることもあり、早期の予防がとても大切です。

◎「帯状疱疹ワクチン」はどのような種類があるの?◎

帯状疱疹を予防するためのワクチンには、現在2つの種類があります。それぞれ効果や接種回数が異なるため、ご自身のライフスタイルや考えに合わせて選ぶことができます。

●2つのワクチンを徹底比較!正しい使い方(選び方)
患者様が一番気になる「効果」について、2つのワクチンの違いを比較しながらご説明します。
<水痘ワクチン(生ワクチン)>
・特徴: 弱毒化したウイルスを使う、昔からあるタイプのワクチンです。
・効果: 約50%の発症予防効果が期待できます。効果の持続期間は5年程度とされています。
・接種回数: 1回の接種で完了します。
・メリット、デメリット: 接種回数が少なく、費用を抑えることができます。しかし、効果の持続期間が比較的短いこと、免疫機能が低下している方は接種できない場合があります。


<シングリックス(不活化ワクチン)>
・特徴: ウイルスの一部を使った、比較的新しいタイプのワクチンです。
・効果: なんと90%以上と非常に高い発症予防効果が期待できます。効果の持続期間も10年以上と長いことが分かっています。
・接種回数: 2か月間隔で2回の接種が必要です。
・メリット、デメリット: 高い効果と長い持続期間が最大の魅力です。 しかし、 2回接種のため、水痘ワクチンよりも費用がかかります。

◎「帯状疱疹ワクチン」の副作用は?◎
どんなワクチンにも、副反応は起こり得ます。帯状疱疹ワクチンも同様です。
<よくある副反応>
・シングリックス: 注射した部分の痛みや赤み、腫れ、発熱、頭痛、疲労感など。これらの症状は接種後数日で治まることがほとんどです。
・水痘ワクチン: シングリックスに比べて、副反応は少ないとされています。注射した部分の赤みや腫れなどがみられることがあります。

◎ワクチンに関するよくある質問◎
Q. 結局、どちらのワクチンを選べばいいの?
A. どちらのワクチンを選ぶかは、患者様ご自身の状況やご希望によって異なります。

高い予防効果を重視するならシングリックス、費用や接種回数を抑えたい場合は水痘ワクチンなど、それぞれのメリット・デメリットを理解して選ぶことが大切です。
まずは当院にご相談いただき、医師と一緒に最適な選択肢を考えましょう。
Q. 費用はどれくらいかかりますか?
A. 帯状疱疹ワクチンは、基本的に自費診療となります。

自治体によっては費用の一部を助成する制度もありますので、お住まいの地域の情報をご確認ください。


上記の内容を以下のようにまとめました。是非ご活用ください!

たいじょう

◎最後に◎
薬や病気に関する不安は、一人で抱え込まず、私たち地域の専門家にご相談ください。

当院では、患者様一人ひとりに寄り添い、分かりやすい言葉で丁寧にご説明することを心がけております。

今回の記事が、皆様の健康を守る一助となれば幸いです。薬に関するギモンや健康について、どうぞお気軽にご相談ください。地域の皆様のお越しを心よりお待ちしております。

 

~医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 監修~

 

《平井皮膚科の特色》
健康や病気について学べるクリニック
当院では皮膚のほか、頭から爪まで様々な治療を行っています。
お困りの際は平井皮膚科クリニックまでお問い合わせ、ご来院ください。


《アクセス》
JR総武線平井駅北口より徒歩2分にございます。

 

 

投稿者: 平井皮膚科クリニック

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