蕁麻疹(じんましん)について
2022.11.22更新
こんにちは、平井皮膚科クリニックです。
今回はじんましんについてお話ししたいと思います
蕁麻疹とは?
皮膚の一部が突然赤くくっきりと盛り上がって(膨疹)、しばらくすると跡形なく消えてしまう病気です。
大抵はかゆみを伴います。
蕁麻疹は食品やお薬、寒冷など特定のきっかけがあった時に現れるものと、原因がわからないものがあります。
最初の症状が出始めてから1ヶ月以内のものを急性蕁麻疹、それ以上続くものを慢性蕁麻疹と呼びます。
慢性蕁麻疹はほとんどの場合、原因を明らかにすることは出来ません。
疲れやストレスが原因になることもあります。
多くは夕方から夜に現れて、翌朝〜翌日の午前中頃には消えてまた夕方から出始めるという経過をたどります。
皮膚症状だけでなく、倦怠感、関節痛、発熱などの症状がある場合は内臓の病気を疑い、検査を行う必要があります。
自覚できる症状が皮膚に限られている場合は、何ヶ月〜何年間か症状が続いた後、ほとんどの場合はやがておさまっていきます。
蕁麻疹の治療の第一は、原因・悪化因子を探して、それを取り除くか避けることです。
薬の場合は抗ヒスタミン薬または抗アレルギー剤の内服、注射を行います。
蕁麻疹は夜だけ出る場合など症状が消えてしまうため、写真を撮って受診の際に医師にご提示されると良いと思います
その場での対処法は冷やすことです。保冷剤などで痒い部分を冷やすと少し楽になります。
何かお困りの事がありましたら、お気軽にご相談ください。
投稿者: