クリニックニュース

2022.06.21更新

水虫の原因とは...

水虫の原因となる白癬菌は、全身にも感染することがありますが、主に足に感染することが多いカビ菌です。

白癬菌が足に感染しやすい理由は、靴や靴下、ブーツ、長靴などを長時間履くことで足が蒸れた状態が続き、菌が繁殖しやすいといわれています。つまり高温多湿で不潔な環境が原因です。

白癬菌は、家庭の足ふきマットや、スポーツジムのマットの上などあらゆるところに存在し、皮膚に付着することで感染します。
しかし、皮膚に菌が付着しただけで水虫になるわけではありません。
白癬菌が足に付着した状態が続き、菌が繁殖しやすい環境が整うことで水虫を発症します。一般的には24時間以上菌が付着した状態だと、感染が成立しやすくなるといわれています。
また、足に傷口などがある場合は、もっと早く感染するというデータも存在しています。

このように、一緒に生活している家族が水虫を患っている場合や、プールや銭湯のような多くの人が裸足で歩く場所に行く場合は、白癬菌に感染するリスクも高まるため注意が必要です。

 

★・・・・・・・★・・・・・・・・★・・・・・・・★

水虫の治療方法とは...

水虫の治療法は塗り薬が中心となりますが、内服薬による治療も行われています。

また医師から塗り薬を処方された場合は、症状が治まってからしばらくは菌が残っているため、死滅するまでは、薬を毎日使用し続けることが大切です。

塗り薬は、患部を清潔にしたあとに広い範囲で丁寧に塗りましょう。

 

★・・・・・・・★・・・・・・・・★・・・・・・・★

水虫の予防

水虫の予防には、白癬菌が好む高温多湿の環境を作らないことが大切です。また、日々のケアで白癬菌の繁殖を防ぎ、肌を白癬菌から守りましょう。

体を清潔に保つ
毎日入浴して、足や体を清潔な状態に保ちます。特に指と指の間も、忘れずに丁寧に洗うことを心掛けましょう。
また、ゴシゴシ強く洗うと皮膚が傷つき、かえって白癬菌が感染しやすくなるため注意が必要です。

家庭内を清潔に保つ
家族に水虫を患った方がいる場合は、浴室の足拭きマットやスリッパから白癬菌が感染する恐れがあるため、共用を避けましょう。

素足で利用する施設に注意
銭湯やプール、スポーツジムなど不特定多数の人が素足で利用する施設では、足に白癬菌が感染する恐れがあります。帰宅後は、足を綺麗に洗っておきましょう。

足が蒸れた状態を避ける
靴を長時間履き続けると、足が蒸れた状態が続き、水虫が起こりやすくなります。そのため、なるべく通気性のよい靴や靴下を選びましょう。

冬のブーツは女性の水虫の増加の原因となっていますので長時間の使用をさけましょう。

どうぞお気軽にご相談ください。

投稿者: 平井皮膚科クリニック

entryの検索

平井皮膚科クリニック TEL:03-5655-1211 平井皮膚科クリニック TEL:03-5655-1211