クリニックニュース

2022.09.12更新

こんにちは、平井皮膚科クリニックです。

今回は粉瘤についてです。

 

■ 粉瘤とは何か?

 

アテローム(粉瘤・ふんりゅう、アテローマとも呼ばれます)は、皮膚の内側に袋状の構造物ができ、本来皮膚から剥げ落ちるはずの垢(角質)や皮膚の脂(皮脂)が、袋の中にたまってしまってできた腫瘍(嚢腫)の総称です。たまった角質や皮脂は袋の外には排出されないので、時間とともに少しずつ大きくなっていきます。身体のどこにでもできますが、特に顔、首、背中、耳のうしろなどにできやすい傾向があります。やや盛り上がった数mmから数cmの半球状のしこり(腫瘍)で、中央に黒点状の開口部があり、強く圧迫すると、そこから臭くてドロドロしたネリ状の物質が出てくることがあります。

 

■粉瘤 どうしたらいい?


強い炎症を伴う場合はすみやかに切開(表面の皮膚を少し切ること)して、膿みを外に出しますが、特に赤みや痛みを伴わない場合は、外科的切除手術(メスを使ってアテロームを表面の皮膚ごと切り取って縫ってしまう)をすることになります。 巨大なものでなければ、局所麻酔を用いた日帰り手術が可能です。

 

■粉瘤は何科で手術したらいいの?


 粉瘤は皮膚のトラブルの一つですので、基本的には皮膚科を受診されることをお勧めします。 また、粉瘤自体は珍しい疾患ではありませんが、手術の症例数が多い皮膚科を選ぶほうが安心です。

当院は第一・第三土曜日に形成外科の先生がいらっしゃいますので、お気軽にご相談ください。

 

*手術は予約制になっておりますが、診察は予約制ではありません。予めご了承ください。

診察には、お時間に余裕を持って、お越し頂きますようお願い致します。

 

投稿者: 平井皮膚科クリニック

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