本日は11月の疾患啓発スケジュール案内で簡単にご説明した帯状疱疹について詳しくお話しします。
帯状疱疹は、身体の片側に限定して、痛みを伴う赤いブツブツや水ぶくれが帯状に集まって出現する病気です。
発症のメカニズム:
水ぼうそう(水痘)を経験したことがある人であれば、誰でも発症する可能性があります。
水ぼうそうの原因ウイルスが体内に潜伏しており、加齢、疲労、精神的なストレスなどがきっかけで再活性化し、発症に至ります。
発症する年代:
50歳代以降に発症率が高まりますが、若い世代での発症も決して珍しいことではありません。

注意すべき合併症
発症部位によっては、以下のような合併症を引き起こすことがあります。
目の周り: 目の炎症(結膜炎、角膜炎など)
耳の周り: 耳の症状(難聴、耳鳴りなど)、顔の筋肉が麻痺する顔面神経麻痺など
厄介な後遺症:帯状疱疹後神経痛(PHN)
皮膚の症状が治まった後も、ピリピリ、ジンジンといった神経の痛みが長く残ってしまうことがあります。
この痛みの持続期間や強さには個人差がありますが、数ヶ月から数年にわたって痛みが続くケースもあります。
治療について
内服薬(抗ウイルス薬)の役割:
ウイルスの増殖を抑制し、皮膚症状や痛みを軽減します。

治療期間を短くする効果もあります。
早期に飲み始めることで、上述の帯状疱疹後神経痛への移行を防ぐ効果が期待できます。
その他の治療:
痛みを抑える鎮痛薬や、患部に塗る外用薬が必要に応じて使用されます。
重要ポイント
帯状疱疹は、症状を自覚したらできるだけ早く適切な治療を開始することが非常に重要です。
気になる症状があれば、早めに当院へご相談ください!
~医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 監修~
《平井皮膚科クリニックの特徴》
健康や病気について学べるクリニック
当院では皮膚のほか、頭から爪まで様々な治療を行っています。
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