江戸川区平井にお住まいの皆さま、こんにちは。平井皮膚科クリニックの看護師です。
「背中や首の後ろに、いつの間にかしこりができている」「足の裏の魚の目がだんだん痛くなって、数も増えてきた気がする……」といったお悩みはありませんか?
これらは単なるデキモノではなく、放置すると悪化する恐れのある「粉瘤(ふんりゅう)」や、ウイルス性のいぼである「尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)」かもしれません。
今回は、平井周辺で粉瘤やいぼの治療・手術を検討されている方へ向けて、その正体と当院での治療のこだわりについて詳しく解説します。
1. 「粉瘤(アテローム)」の正体と、放置するリスク
粉瘤(ふんりゅう)は、専門用語で「アテローム」とも呼ばれます。皮膚の下に本来は存在しない「袋(嚢腫)」ができ、その中に剥がれ落ちるはずのアカ(角質)や皮脂が溜まってしまう良性腫瘍の一種です。一見すると大きなニキビのように見えますが、根本的な構造が全く異なります。

なぜ自然には治らないのか?
粉瘤は、一度袋が形成されると、中身(老廃物)を一時的に押し出したとしても袋自体が皮膚の下に残っている限り、何度でも再発します。むしろ、放置することで袋の中に老廃物が溜まり続け、徐々に大きくなっていくのが一般的です。数センチ単位に成長することも珍しくなく、大きくなればなるほど、将来的に取り除く際の傷跡も大きくなってしまいます。
「炎症性粉瘤」の恐怖と、切開排膿の必要性
粉瘤の最も厄介な点は、細菌感染を起こして急激に腫れ上がる「炎症性粉瘤」です。
• 激しい痛みと赤腫: 感染が起きると、内部で膿が溜まり、触れるだけでも激痛が走るようになります。衣類が擦れるだけで痛む、椅子に座れないといった日常生活に支障をきたす状態です。
• 切開排膿(せっかいはいのう)処置: 炎症がひどい場合、その場ですぐに袋を全摘出する「根治手術」は行えません。まずは局所麻酔を行い、皮膚を少し切開して溜まった膿を外に出す「切開排膿」という応急処置が必要になります。
• 根治までの道のり: 切開排膿を行うと痛みは劇的に改善しますが、袋は残ったままです。炎症が完全に引くのを数ヶ月待ってから、改めて袋を取り出す手術を行うことになります。
だからこそ、当院では「炎症が起きて痛くなる前に、形成外科の医師のもとで袋ごと取り出す手術」を受けることを強くおすすめしています。
2. 形成外科医による「日帰り手術」のこだわり
当院では、豊富な症例経験を持つ形成外科の医師がすべての診断と執刀を行います。
切除縫合法による確実な摘出
粉瘤の再発を防ぐ最も確実な方法は、袋を破らずに丸ごと取り出す「切除縫合法」です。医師が腫瘍の場所や深さ、大きさを慎重に見極め、将来的に傷跡が目立たなくなるよう、形成外科的配慮に基づいた緻密な縫合を行います。顔周りや露出部など、見た目が気になる部位の処置も安心してお任せください。(※医師の判断により手術できない場合もあります)
痛みに配慮した丁寧な局所麻酔
手術に際して、「注射が怖い」「痛みが不安」というお声を多くいただきます。当院では極細の針を使用し、ゆっくりと薬液を注入することで、不快な刺痛や圧迫感を最小限に抑えるよう細心の注意を払っています。手術中も常に患者様へお声がけし、リラックスした状態で受けていただけるよう努めています。
3. 「いぼ」の専門的治療:尋常性疣贅と脂漏性角化症
「いぼ」と一言で言っても、その原因や治療法は様々です。当院では適切な鑑別診断に基づいた治療を行います。
尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい):放置は厳禁!
ヒトパピローマウイルス(HPV)への感染が原因で起こる「尋常性疣贅」は、非常に厄介な疾患です。
• 特徴: 手足、指、足の裏などにガサガサとした盛り上がりができます。「魚の目だと思って市販の薬で削っていたら、周りに広がってしまった」というケースが後を絶ちません。ウイルス性のため、傷口から自己感染して数が増えたり、家族にうつしてしまったりするリスクがあります。
• 難治性へのアプローチ: ウイルス性のため、一度の処置で治りきらないことが多く、粘り強い治療が必要です。当院では液体窒素による冷凍凝固療法を中心に、患部の厚みや広がりに合わせて、医師が最適なペースで治療を継続します。
脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう):老け見えの原因
こちらは加齢や紫外線が原因でできる良性の腫瘍で、顔や首、体に茶色いポツポツとして現れます。
• 処置: 液体窒素での治療や外科的処置を行います。健康上の害はありませんが、少しずつ大きくなり、老けた印象を与えてしまうため、早めに処置を希望される方が多い疾患です。皮膚科専門の医師が診断することで、稀に混在する悪性腫瘍との見分けも確実に行えます。
4. 診察から手術・処置までの詳細な流れ
1. ご相談・予約: 当院は診察予約制を導入しておりWebより事前予約が可能です。手術をご希望される方は毎週木曜日・第一第三土曜日にご予約をお願いいたします。※手術が優先となるため長くお待たせする可能性がございますのでご了承ください。
2. 専門医による診察: ダーモスコピー(特殊な拡大鏡)などを用い、正確に診断します。必要に応じて組織検査なども検討します。
3. 治療計画の説明: 根治手術を行うか、炎症がある場合はまず切開排膿を行うか、費用や術後の経過を含めて丁寧にご説明します。
4. 当日処置: 徹底した衛生管理のもと、専門医が処置を行います。手術時間は粉瘤の大きさにもよりますが、多くの場合15分〜30分程度です。
5. アフターケア: 翌日の傷のチェックや、1〜2週間後の抜糸、傷跡のケア指導までしっかりサポートします。
~医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 監修~
《平井皮膚科クリニックの特徴》
健康や病気について学べるクリニック
当院では皮膚のほか、頭から爪まで様々な治療を行っています。
お困りの際は平井皮膚科クリニックまでお問い合わせ、ご来院ください。
《アクセス》
JR総武線平井駅北口から徒歩2分にございます。
































